この週末、花粉症の患者さんが一気に爆増しました。

 

あまりの急な殺到ぶりに薬局で薬が枯渇してしまうほど・・・

 

気温が一気に上がり風が吹いたのが原因と思われますが、以前どこかで書いたように近年は花粉症の「低年齢化」が顕著だなと感じずにはいられませんね。

 

で、症状が出てあわてて受診に来られる方が殺到したわけですが、例年言ってるように花粉症であることが分かってる人は、飛散が始まる前からお薬を始めておいた方が絶対に楽だよ、ってこと。。。

 

昨日くらい花粉が爆発的に飛散しちゃってからお薬を始めても、そりゃ間に合わないよね。

 

 

花粉症ってのはなった人じゃないとその辛さが理解されにくい、という側面もあります。

 

うちも妻だけが花粉症じゃないので、昨日なんかも日中家じゅうを換気してくれたおかげで僕と子供たちは散々な目にあいました。。。

 

また花粉症だったとしてもその症状を割と軽視するタイプの方もいたりする。

 

でも、こと子供の花粉症については、決して軽視してはならない理由がたくさん潜んでます。

 

子供の花粉症を軽視すると、将来的に困ることになるかもしれない。

 

 



直美(ちょくび)という用語を知らない人はいないと思うけど改めて説明しておきましょう。

 

医学部を卒業して医師免許をとって最低義務の研修を終えたら、美容外科や皮膚科に直行して高収入をねらう若手医師が増えてる問題ですね。

 

たいした臨床経験もないため役に立たなければ使い捨てられ、美容外科以外の診療科の経験がないからつぶしも利かない、、、じゃあもっと安易でアングラな美容の闇に飲み込まれていく・・・

 

まあそれは別にその医師が苦しむだけだからいいんだけど、問題なのはこうやって町中に乱立して多くの人が利用する美容外科にいる医師ってのが、ほとんど直美だってことです。

 

もう一度言うけどろくに臨床経験もない、知識は皆無、最低限のコミュニケーションすら危うい、下手するとメスすら握ったことのない医師が、普通に在籍して施術や手術をおこなっている現状の恐ろしさです。

 

女性だから皆さんの中にも利用された方は多いと思います。

 

 

「メスすら握ったことない」は言い過ぎだろ、と思うでしょ?

 

僕はドクター専用のバイト斡旋サイトに登録してて、ヒマがあったらそこで探して副業して小遣い稼いでるんですが、「未経験OK」っていう美容外科からのオファーのまあ~実に多いこと。。。

 

僕は「小児科」としてソートかけてるのに、引っかかるのは小児科病院じゃなくて美容外科ばっか。

 

内容を読むと

・ごく簡単な手術

・経験不問、きめ細かい指導あり

・書けないけど時給は小児科の2倍以上

・さらにインセンティブあり

・・・

 

まぶたの埋没法の手術をするクリニックなのに経験不問でいきなり勤務できてしまうわけです。

 

僕も明日から高収入の直美になれるってわけだ。

 

まあ僕はNICUにいた頃にちょっとした手術はやってたので、そこらの直美よりは腕はいいはず。

 

 

なんにせよ皆さんも美容外科えらびには注意しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

医学部を卒業して医師国家試験を通れば医師免許が与えられます。

 

医師免許ってのは有効期限とかなくって、死ぬまで持ち続けることができます。

 

それが問題だろ、更新制にしなきゃダメだろ、っていう意見も出てますが現状はこういうことになってます。

 

実際、バリバリの認知症で手がプルプル震えてる老人だったとしても医師免許証があれば手術に執刀できてしまうわけで、そりゃ問題ですわな。

 

 

じゃあ医師免許はなにやったって取り消されないかというと、もちろんそうじゃありません。

 

厚労省では毎年「医道審議会」というのが開催され、医師として免許をもつに足るかどうかを吟味し、必要なら取り消しや停止処分を与えることができます。

 

ちなみに今年度開催された医道審議会で、まあいろんな処分をされた医師や歯科医師がいるのですが、最も重い医師免許の取り消し処分となった医師は3名いました。

 

これちゃんと公表されてるし毎年新聞記事になってて見るの割と楽しみにしてます。。。

 

さて今年はどんな顔ぶれでしょうか、、、

 

 

①所得税法違反、詐欺等で有罪となった医師

 

②児童買春や児童ポルノ製造で有罪となった医師

 

③不同意わいせつで有罪となった医師

 

 

・・・脱税に児童買春に不同意わいせつ・・・医師ってのは変態やな。

 

しかし、阿呆な医師が逮捕されるニュースは割と多く見かけるのに、免許取り消しになるのは3名だけとは、、、

 

 

 

 

 

近年さかんに言われてるのが子供のメンタル不調が増えていること。

 

それは子供が弱くなったから?

コロナ禍が原因だから??

世の中が不安定だから???

 

いろいろ言われるし実際それらもあるでしょう。

 

が、とても重要だけど意外に見逃されてきてる要因について、日本の成育医療センターが世界的に先駆けて出した研究結果が話題になってます。

 

多くのママさんに参考にしていただきたく、その内容をまとめて僕なりの考えと合わせて記事にしました。

 

 

 

「検査で陰性じゃないと登園させない」

と、熱も下がってピンピンしてる子供に医療機関を受診させ、嫌々痛い検査をさせに行かせることは止めてください。

 

やるなら自分の園で検査キットを購入して自分達でやってください。

 

何故なら医療機関でやる検査は「保険診療」なので、その必要性(するしないの判断)は医療機関側が判断するものなので、園側が指示するものではありません。

 

もし指示するならば、自費で費用負担してでも検査してこいと指示してください。

 

医療費削減が言われる世の中、我々医療機関側は無駄な検査(医療費)は許されてません。

 

 

こういう話をすると必ず反論してくる方がおりますが、反論する前に検査がどういうものなのか、感染症がどういうものなのか、保険診療がどういうものなのか、、、別に僕らくらい熟知しろとは言わないけれど最低限の知識は持ってから反論してください。

 

とにかく子供たちに恐怖を与える無駄な鼻グリグリを、僕は減らしたい。

 

子供が嫌がることを、大人の勝手な正義感を理由に、強要すべきではない。

 

 

繰り返すが、自分のとこで自前で検査するか、保険がきかず費用がかかる場合があることまでちゃんと親御さんに伝えたうえで検査に行かせてください。





今年の改定で診療報酬が1点上がることになりました。

 

1点です。

 

1点ってのは10円です。

 

患者さん一人診察したときの報酬が10円アップしたってことですね~ありがたいことです。

 

 

各業者さんは備品や消耗品や薬品の代金を容赦なく値上げしてくれてます。

 

NO検査するマウスピースは1個(つまり1回分)につき数百円値上げされました

 

ワクチンもモノによっては千円単位で値上げされてます。

 

当然ながら従業員の人件費だって年々上がってます。

 

 

こうして出ていくものが年々増えていくのに、僕ら保険医療機関は患者さんからいただく料金を勝手に値上げすることができません。

(美容外科や皮膚科は自費なので値段はつけ放題だけどね)

 

で、今年は10円アップしたって話です。

 

ありがたことです。

 

 



 

相変わらずインフルエンザが流行していますが、意外にもインフル以外にもやたら高熱をだす風邪も多く流行ってます。

 

高熱が出て「インフルかな」と思って検査しても陰性、なんてケースが多く、1例や2例となから検査の偽陰性の可能性もあるんだけど、どうも陰性と出てしまう高熱が多い。

 

なんにしろ高熱を出すウィルスが多数流行しているわけで、子供が高熱を出して受診するケースが増える時期です。

 

 

さて、子供が熱を出したとき、おでこに貼る例の「〇さまシート」的な商品を、僕はかねてから推奨していません。

 

理由は2つで、あれは清涼感を与えるだけであって温度は下げない、つまり解熱効果が限定的であること。

 

そしてもう一つは、粘着性のおかげであれが口をふさいでしまい乳児など気づかず窒息してしまう危険性があるからです。

 

なので推奨しないというより禁忌と僕は言うくらいです。

 

のどに詰まらせるリスクがある食べ物をあれこれ気にするんだったら、〇さまシートをとっとと廃止してほしいと思うくらいです。

 

 

じゃあ熱を出したらどういう冷やし方が正しいのか、そもそも冷やすべきか温めるべきか、、、について改めて解説します。

 

子供が熱を出しても慌てないように、多くの親御さんに知っておいてほしいことです。

 



 

子供の自殺が年々増加していることが問題視されてます。

(そのくせ選挙でこれを話題にした議員や正統は僕の知る限り、いない)

 

SNSいじめとか話題になってますが、じゃあいじめが子供の自殺の主要な原因かというとそうじゃない。

 

統計によれば、原因が特定されたうち

1位:進路の悩み

2位:学業不振

3位:親子関係

 

となってて、むしろ「友人関係」は8位くらいと、いじめが自殺の主要原因じゃないことが明らかになってます。

(*とはいえ子供の自殺の6割以上が原因不明なので、このランキングだけで決めつけれませんが)

 

大事な事は、子供の最も身近にいる大人である親・教員そして僕ら小児科医あたりが、子供のちょっとした変化やサインやSOSをいかに見逃さず拾えるか、が重要だと思ってます。

 

忘れてならないのは僕らのような街の小児科医だって、子供を支える重要な力になってるんだってこと。

 

お子さんも親御さんもだけど、僕らをもっともっと頼って構わないのです。

 

 



 

 

親としては、

・勉強してほしい

・忘れ物しないでほしい

・忘れず歯を磨いてほしい

・ちゃんと起きてほしい

などなど、、、

 

子供に対して「良い習慣」を身に着けてほしいと願うものです。

 

でも実際、まあうちの子供たちを見ててもそうだけど「悪い習慣」は瞬時に身に着けるのに、良い習慣はい~つまでたっても定着しねえ。

 

そりゃ当然で、脳科学的に言っても快感を得られる方向に習慣が身につくようにできてるため、寝坊やらゲームやらといった脳に快感を与えてくれる刺激には抗えないわけです。

 

じゃあそれを逆手にとって、勉強を快感に思えるように脳に教え込めばいいんだけど、、、なかなか難しいよね。