第一三共が公表したデータによると、2025/26シーズンのつまり昨年度のフルミストの調整後有効率は36.7%というものでした。
もともと僕が海外から輸入して皆さんに接種していたころは「80%以上の効果」というのがウリでしたから、それに比べるとずいぶん低い結果が出てしまったわけです。
不活化の注射ワクチンの有効率は40%程度ですから、どうかすると注射の方が有効性が高い結果。
もっかインフルが流行してワクチン接種が行われていますが、今シーズンも同様な結果が出るものと予測されてます。
もちろんこの結果だけをもってフルミストと注射との比較はできません。
実際、日本でのデータは「2~18歳」という限られた対象なので、いやがる子供に無理やり点鼻させて失敗しているケースの比率が多いことが考えられる。
(海外では対象は49歳までで多くの大人が主に接種している)
僕の肌感覚からしても、ちゃんと点鼻ができてた10歳以上のお子さんや大人(当院では同意いただいた大人にも接種してます)の場合はそれなりの効果がある印象。
現在フルミストは入手困難になってて当院もこれ以上の入荷が見込めないので終了する予定ですが、こういう結果をふまえれ来年以降どうしたらよいのかを考えた方がよさそうです。
注射が苦手な子にとって、針を刺さない選択肢があることは大切です。
でも、接種するときの負担と、どの程度の予防効果を期待できるかは、それぞれ検討が必要だと思います。
選んだ親御さんを不安にさせたいわけではありません。
よいところだけでなく、こういう結果も知ったうえで選んでほしいんですね。
今回の結果のような数字の意味や、注射との比較で気をつけたいことはをさらに詳しく解説してます。
