熱で小児科を受診に来たお子さんがいます。

 

まず検査をする。全部。

 

インフル・RS・アデノ・溶連菌、、、

 

綿棒を4本も5本も使って検査。

 

で、すべて陰性で「う~ん?これは何だろ??」と頭を抱えてる。。。

 

で、親御さんに「全部陰性だったので熱の原因はわかりませんね」と説明する。

 

 

まだ全然若手だったころバイト先でご一緒したベテラン(それこそ今の僕と同じくらいの年齢だったのかな)の先生が実際本当にこういう診療をしていて、若手ながら「コイツ大丈夫か?」と思ったもんです。

 

検査で見えるものなんて氷山の一角なのに、それしか見てねえんじゃねえの?と若手ながら思った。

 

 

まこれは昔僕が見かけたトンデモ医師のエピソードだけど、現代でもこういう診療してるとこ多くね??

 

 

昨今の発熱外来だって、発熱したらとりあえずインフルとコロナの検査。

 

何も考えない、何も説明しない、とりあえず検査。

 

患者さん側もあまり疑問に思わない。

 

で両方とも陰性だったから「ハイ良かったですね」な外来。はあ?

 

 

数限りある検査で分かる病気がすべて陰性だったから安心?

 

子供の熱の原因は多岐にわたるわけで、検査で分かるもの以外のほうが圧倒的に多いし、その中には髄膜炎や脳炎や白血病だって隠れてる。

 

綿棒で白血病は迅速診断できません。

 

 

良くも悪くもコロナ禍により「検査至上主義」にますます拍車がかかりそれが今でも続いてることに僕は、ある種の危機感を抱いてます。

 

危機感とは、こうやって重大な病気が見逃されることへの危機感と、医者が何も考えなくなり医療の質が低下していくことへの危機感です。

 

医療の質が低下した結果、待ち受けているのは・・・