B型インフルエンザが流行していますが、同時にかなり多くなっているのがウィルス性胃腸炎です。

(「胃腸炎が多い」ってネタは定期的に訪れるね・・・)


もう外来じゃ「インフルか胃腸炎か」ってくらい。

 

症状としては嘔吐や下痢というのが中心ですが、熱が出ることもありますし、咳や鼻水といった風邪症状が先に出ることもあります。


いろいろ混ざっていて分かりにくいし、流行しているB型インフルも胃腸症状が出やすいのでますますややこしい。

 

 

こういうとき僕はいつも「ただの胃腸風邪」とお話ししています。


ノロだ、ロタだ、と名前が付くと、急に特別で恐ろしい病気のように感じてしまいますが、基本的にはどれもウィルス感染症です。

 

ウィルス感染症ということは、抗生剤は効きません。
それどころか、場合によっては下痢が悪化してしまうこともあります。

 

治療法がない病気なので、結局は対症療法になります。


吐き気が強ければ吐き気止めを使い、下痢が続く場合には整腸剤を使う。

 


基本的に症状を和らげながら、体が回復するのを待つしかありません。

 

一方で、下痢止めは僕は基本的に使いません。


下痢は、体がウィルスを外に出そうとしている反応でもあるからです。

 

下痢を止めてしまえば楽にはなりますが、ウィルスの排出が遅くなり治りが遅れる可能性があるどころか、免疫力の弱い子供の場合は重症化することだってありうる。


このあたり、大人と子供で考え方が違うところで、それは解熱剤なんかにも言えることですね。

 

食事についてもよく聞かれますが、下痢が強いうちは無理に食べさせなくて大丈夫。
水分がしっかり取れていれば、固形物は思い切って休んだ方が、結果的に回復が早いことが多い。

 

つうかむしろ固形物を食べないようにした方が胃腸が休まり回復が早まります。

 

 

胃腸炎の辛い症状を、上手に乗り切るようにしましょう。