外来をしていると、こう言われることがあります。
「別の病院では、違うことを言われました」
言い方は本当に様々なんですが、その奥にはだいたい同じ不安がある気がしています。
どっちが正しいんでしょうか。
同じ症状なのに、病院によって、医師によって、言われることが違う。
親御さんにとっては、かなり不安になる状況だと思います。
「ちゃんと診てもらえていないんじゃないか」
「何か見落とされているんじゃないか」
そう感じてしまうのも、無理はありません。
ただ、実際のところ、病院や医師によって対応が分かれること自体は、それほど珍しいことではなかったりします。
そしてそれは、どちらかが間違っていて、どちらかが正しい、という話でもないことが多い。
診察の場では、限られた時間の中でいくつものことを同時に見ています。
その中で、どこを一番重く見るかは、医師によって少しずつ違います。
その違いが、言葉の違いとして出てくる。
外来で感じるのは、親御さんが一番戸惑うのは「判断が違うこと」そのものよりも「なぜ違うのかが分からないこと」なんじゃないか、という点。
理由が見えないと、どう受け止めていいのか分からなくなってしまう。
「どちらが正解ですか?」
と、ストレートに聞かれることもあります。
正直に言うと、その問いはちょっと答えにくい。
(ストレートに答えられたら、楽なんですけどね)
状況によっては、どちらも「間違いではない」ということがあるからです。
このあたりの話、ちゃんと書こうとするとどうしても説明が長くなってしまいます。
なので、同じテーマで別の書き方をしたものをnoteの方に少し置いてあります。
