これ、ずっと思っていることなんですが。

 

診察が終わって、
「とりあえず、様子を見ましょう」
と伝えた瞬間に、親御さんの表情が、ほんの一瞬だけ変わることがあります。

 

口では
「分かりました」
とおっしゃっているんですが、そのあとの沈黙とか、少し間を置いた質問で

「あ~不安、残しちゃったかな」

と感じることが、結構あります。

 

 

「様子を見ましょう」という言葉自体は、医療の現場ではごく普通に使います。

 

ただ、親御さんにとっては、これが
「何もしない」
「放っておく」
みたいに聞こえてしまうことがある。

 

特に、熱が続いていたり、なんとなくいつもと違う感じがするときほど、そうなりやすい。

 

 

不安になるのは、おかしなことではありません。

 

むしろちゃんと子どものことを見ているからこそ「このままで本当に大丈夫なのかな」と考えてしまうもの。

 

外来で親御さんが不安に感じてしまうのは、「様子を見ましょう」という言葉そのものよりもその先が見えない感じが不安の正体になっていることが多い、という点です。

 

 

言い訳じゃないが正直に言うと、医療側の頭の中にも、いくつかの前提があります。

 

ただ、それを全部言葉にできているかというと全然そんなことはなくて。。。

 

その結果、親御さんの中では
「結局、どうすればいいの?」
という状態のまま話が終わってしまうことがある。

(まあ、だいたい僕の説明が下手なせいなんだけどね)

 

 

なので僕は診察の中で、不安そうな顔を見たときは
「何か、引っかかってることあります?」
と聞くようにはしています。

 

すると、症状そのものよりも
「このあと、どうなったら危ないのか」
「いつまで待てばいいのか」
そのあたりが、ぼんやりしたまま残っていることが多いと気づきます。

 

 

「様子を見る」というのは「何もしない」という意味ではないと思っています。

 

ただ、その感覚が、ちゃんと伝わっているかというと自信はありません。

 

まあ、だからこそ、今も同じようなやり取りを、毎日繰り返しているのかもしれません。。。

 

 

※この話、
同じテーマで、
別の書き方もできるなと思って、
noteの方にも少し置いてあります。

 

 



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「様子を見ましょう」

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