インフルエンザの検査をよくしますが、その結果「陽性か陰性か」だけで物事を決めることはしません。
陽性なら、まあインフルエンザと診断するでしょうが、検査が陰性だった場合、必ずしも「インフルじゃない」と断言はできません。
実際、臨床の現場では検査はしたものの陰性、
「でもこの症状はインフルエンザなのは間違いないです」
と判断し、治療薬を処方する(そして5日間休ませる)ことがしばしばあるものです。
周囲でインフルが流行していて、高熱があって、関節痛があってつらそうにしている、、、
そんなお子さんに検査をして陰性だったとしても、そりゃどう考えてもインフルなのは間違いない。
検査をして陰性か陽性かを見分けるなら、眼球がある生物なら誰にでもできる。
でもそれを参考に「診断を下す」ことができるのが僕ら医師の仕事なのです。
インフルエンザの抗原検査キットは約1~2割に偽陰性(本当はインフルなのに陰性と出てしまうこと)があって、実は割と高頻度なのです。
「陰性だからインフルじゃありません」
これも診断なら、
「陰性だけどインフルです」
これも立派な診断なのです。
どうもこのあたりが理解されづらいのですが、検査させて陰性か陽性かだけで登園の可否を決めたがりますが、実際はそんな単純な話じゃない。
そもそも検査をするしないの判断だって医師がすることだし、検査結果をどう吟味して判断(診断)するかも医師がすることなのです。
良く知っておきましょう。
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