子供の「ごっこ遊び」の内容によっては、僕ら親が「そんな不謹慎な遊びはやめなさい」と叱ってしまうケースもあるでしょう。

 

不謹慎かどうかの判断なんて子供にはできませんから仕方ないところではあるし、そういう叱られる経験から学ぶことも(僕らの子供のころを思い起こしても)必要なことなのかもしれません。

 

 

ところで、災害医療の現場では、被災した子供たちのメンタルケアをどうするかというのが大きな課題になります。

 

東日本大震災や能登地方の震災など、近年も大きな災害があって長期の避難生活をおくる人たちがいます。

 

そういった方々への心のケアってのは、長期になるにつれ必要度が増すものなのですが、特に子供たちに関してはまだまだ未解明かつ試行錯誤な段階だったりします。

 

 

興味深い話として、「トラウマ」を経験した子供は、その出来事に関連した遊びを繰り返す傾向がある、というものです。

 

これが自然災害であれば「地震ごっこ」「津波ごっこ」「避難所ごっこ」など、、、

 

これが大人数が集う避難所などで子供たちがこういう遊びをしてしまうと、大人としてはついつい「不謹慎だからやめなさい」となってしまうものです。

 

 

でもこれも近年の研究では、明らかに他に人に悪影響を及ぼす場合は仕方ないにしても、原則的にやめさせるべきではないということになってます。

 

 

というのも、僕ら大人なら「トラウマ」となった出来事を、例えば誰かほかの人に話すとか僕みたいにブログに書くとかSNSに書くとかして、どうにかして気持ちや記憶の整理ができるもの。

 

ところがこの言葉の能力が乏しい子供にはこういった整理ができないため、どうするかと言うと出来事を思い出して遊びの中に再現することで気持ちや記憶を整理するもの、なのだそうです。

 

 

なのでこういった子供の「不謹慎(と大人が感じる)遊び」については、よほどの迷惑でない限りは原則的には止めてはならないってことです。

 

なるほどねえ~