アメノウズメという神さまがいます。
この神は「踊り」や「笑い」で
神々や人々の心を動かした存在です。
神話の中では、暗闇に包まれた世界を
自らの表現によって明るさと希望で照らした神さまとして知られています。
彼女は、今でも表現や笑いを通して
わたし達の人生に光を灯してくれる存在として信仰されています。
有名なエピソードは、天岩戸神話でしょうか。
太陽神・天照大御神(アマテラス)が
天岩戸に隠れてしまい
世界が闇に閉ざされたとき
八百万の神々が集まり、どうにかして
アマテラスを引き出そうと考えました。
そこで一役買ったのがアメノウズメです。
岩戸の前で胸をあらわにしながら
大胆な踊りを披露し、神々の笑いを誘いました。
その騒ぎを氣にしたアマテラスが
岩戸を少し開いたところで
力の神が引き出し、光が再び世界に戻りました。
また、アメノウズメは
アマテラスの孫であるニニギノミコトが
地上(高千穂)に降臨する際
一行に付き添った神さまの一柱でもあります。
道中、猿田彦命(サルタヒコ)という
道案内の神が現れたとき
その正体を確かめるために
最前線に立って対応したのがアメノウズメ。
見たことのないサルタヒコの風貌に
神々は驚き、正体が分かるまでは
進むべきか、闘うべきか、相談したとかしなかったとか。
ともあれ、その後
アメノウズメは猿田彦と縁を結び
二人で「道開き」の神さまとして
祀られるようになったという伝承もあります。
アメノウズメは「喜びの場」「人の心を明るくする存在」「女性性や創造性の力」を象徴する女神として描かれていることが多い神です。
⛩️神名:天鈿女/天宇受売(アメノウズメ)
ご利益:
- 表現力・芸事の上達
- 心の解放と癒し
- 女性性の活性化
- 喜び・笑い・祝福の循環
- 人生の再スタート・道ひらき
- 自己表現への自信
祀られている神社:
- 椿大神社(三重県)※猿田彦命と共に祀られる
- 戸隠神社(長野県)奥社など
- 天鈿女命神社(奈良県)
- 植松神社(福岡県)など
アメノウズメは
私たちが自分の本質を表現し
心から笑い合える世界へと導いてくれる女神。
アマテラスのように、笑えないときも
自分の氣持ちを素直に表現できないときも
アメノウズメはそばにいて
わたし達の心の扉がひらくのを
見守ってくれる存在なのかもしれませんね。


