☆激しい下痢・トイレから出られない・腹痛がひどい|排便不調の中医弁証
夏だからという訳でもないでしょうが、
[排便のお悩み]
のご相談が続いていました。
数件続きましたが、
★激しい下痢が○ヶ月続いている
★お腹が痛くてトイレから出られず、学校へ行けない
★鶏肉を食べてから急性腸炎になり、病院にかかっても症状が取れない
・・・など、ピンチ度の高いお悩みばかりです。
みなさん、病機、つまり不調を起こす仕組みも、悩んでいる症状もバラバラですが、意外な共通点が1つあります。
それは、どの不調も「実」だということです。
ちょっと解説しますと。
中医学では、
・必要なものが不足している・・・「虚」
・邪魔ものが正常な働きを阻害・・・「実」
と整理します。
そして、それぞれ、何が虚しているのか、どんな実が存在するかを分析して、それに対応するお手当を組みます。
これを弁証論治(べんしょうろんち)と言っています。
症状を訊いて、いきなり漢方薬を選択することはしません。
今回続いた排便のお悩み、背景に「虚」の要素があるひともいましたが、直接の原因=病機は「実」です。
湿熱、気滞、邪毒と、それぞれ実の中身は異なりますが、実は追い出さないといけません。
実を追い出す働きを「瀉(しゃ)」と言います。
瀉すると、実の不調は改善します。
(瀉したあと、そもそもの虚や、病気と戦って発生した虚を補って、健全な状態に戻すところまでケアするのが中医学の方法論ではありますが、今回はそこは取り上げません。)
中医学の道に入ったばかりの頃は、
「下痢・・・といえば、脾気虚!」
とすぐ「虚」を思い浮かべます。
虚の方が分かりやすいですからね。
でも、実際の不調は、虚だけでなく、実の要素を見抜かないと、こうしたお悩みの相談はうまくいかないんです。
あ。
このみなさんのその後ですが。
安心してください。
みなさん改善されてます。
1~2週間で2回目のご相談時にかなりよくなって、今後再発予防へお手当の方向性をスイッチしました。
腸炎の方も、「とっくに治って、忘れてました」とのこと。
漢方薬はよく効きますのでね。
この「スピード感」を大事にしたいと思っています。
漢方薬をよく効かせるには、まず正しい理解から。
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