☆春に血圧が上がる理由
春といえば……
みなさまは、何を思い浮かべられるでしょうか。
中医学的に言うと、春は「肝」の季節。
世界の「陽気」が盛んになり始め、体内の陽気も連動して盛んになっていきます。
体内に「陰」が充分にあれば、盛んになった陽気も収納しておけますが、陰が不足していると、強くなった陽気が拠り所を失い、上昇を始めます。
そうすると、
・めまい
(もわ~んとする。振り返る動きがイヤ)
・頭痛
(首の後ろのひどいコリを伴ったり)
が発生します。
めまいがして、首の後ろのコリを伴う頭痛。
これは、まさしく、
血圧が上昇
した状態です。
西洋医学的にいう、「本態性高血圧」は、このパターンがとても多い!
「年のせい」ですね、と言われますが、お若い方にもありますね。
中医学では、こうした状態を「肝陽上亢」と呼びます。
肝とは、
・血を貯える
・気の巡りを上向きに調節する
という仕事をしている臓器です。
西洋医学で言う肝臓とはイコールではありませんので、念のため。
血=「陰」と気=「陽」のバランスが保たれて、始めて肝は正常に働けます。
それが、
・加齢
・過度の消耗
などにより、肝の「陰」が減少すると、陽をその中にうまく収納することができません。
冬は外界の陽気も弱々しいので、少ない陰でも何とかやってこれた方も、春になり、日照時間が延び、気温が上がってくるにつれ、陽が盛んになってくると、勢いづいた陽が陰の中にうまく入り込むことができなくなります。
入り込めなくなった陽が、もわわ~んと上がっていくと、めまいがします。
頭痛や、頭重感が起こることもあります。
「痛いのとも違う、何とも言えない、『アタマ具合が悪い』感じ!」
と表現されたご年配の方がいらっしゃいましたが、まさにそんな感覚が起こることも。
降圧剤で血圧を下げることが必要なこともあるでしょう。
が、この「陰」の不足。
これを「陰虚」と言いますが、これは放っておくといろんな症状へと広がります。
血液が煮詰まって、脳や心臓での血管障害などを引き起こすと、精神状態に影響しますし、命に関わることだってあります。
中医学の考えを知り、適切に養生してくださって、健康管理に役立てられることをお勧めします。
肝が不調だと、精神のトーンに影響が出ることもあります。
ストレスのダメージを強く受けやすくなる方もいらっしゃいます。
こういう場合、ストレス性の血圧上昇も起こりやすくなります。
春は、複数の経路で、血圧が上昇しやすい季節。
みなさま、どうぞご注意を!!
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季節が大きく移り変わり、体調の変化が大きくなる、春。
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