睡魔との闘い | T1D so be it

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1型糖尿病と高次脳機能障害日記

高次脳になってから、私の毎日は「眠気」に支配されている。 

昼間は眠くて眠くて、仕事中もまともに覚醒できるのはせいぜい2時間。

残りの時間は居眠りか、眠気との必死の戦い。

進めた仕事を後で見直すと、間違いだらけ。

「どうしてこんなことをしたんだろう?」と、自分に愕然とする。

抗えない眠気は、まるで拷問。 

「誰か、私を殺して!」と叫びたくなるほどの苦痛が、毎日続く。

病院を渡り歩いても…
耐えられなくなって病院へ。

でも返ってくる言葉はいつも同じ。

「睡眠不足ですね」
「血糖値スパイクがあると眠くなります」
「やる気が出る薬を出しましょう」

いやいや、違うんだ。

起きてさえいられれば、やる気なんて自然に出るんだよ!

不要な抗うつ剤を処方されても改善せず。 

「眠気」という症状は深刻に受け止めてもらえない。
眠剤はいらない。欲しいのは「眠らない薬」。 

でも「そんな薬はありません」と突き放される。


周囲の反応は軽いショボーン


「私もランチの後は眠くなるよー」 

「退屈な仕事だから居眠りしちゃうんじゃない?」 

「寝てても怒られないなんていい会社だね」

それが普通のリアクションなのだろう。 

でも、私の眠気は“普通”じゃない。

食事中に皿を落とす。 
飲み込む前に寝てしまう。 
上司との面談中に寝落ちする。 
会議の進行役なのに眠ってしまう。 
お客さんとの電話中に意識が途切れる。

通常では考えられない状況で、突然眠りに落ちる。 
数秒のマイクロスリープを何十回も繰り返し、必死に耐える毎日。

やっと見えた光キラキラ
半ば諦めて別の病院へ。 

「先生、本当に困っているんです!」と必死に訴えた。

ようやく大学病院の睡眠科にたどり着き、

1泊の睡眠検査を受けることができた。 

そこで初めて「起きていられる薬」を処方してもらえた。

ここまで来るのに、4年以上。

同じ悩みを抱える人へ
もし「しっかり寝ているのに日中の眠気が取れない」人がいたら、

早めに検査を受けてみるのがいいと思う。 
命に直結しない症状だから軽く見られがちだけど、
生活を壊すほどの苦しみになる。

仕事でも、「ヤル気がない人」、「不真面目な人」というレッテルを貼られちゃう。

まずは2週間、最低7時間の睡眠を確保する。
7時間未満だと「睡眠不足」とされ、検査に進めないことが多い。
 それでも眠気が取れないなら、ESSテストを試してみてほしい。

👉エプワース眠気尺度(ESSテスト)はこちら

11点以上なら睡眠外来や睡眠障害を診てくれる病院へ行くのもあり。

私は22点だった。

「高次脳だから脳が疲れやすいんですよ」と言われ続け、

障害を持って生きるとはこういうことなのかと諦めていた時期もあった。 

でも、もっと早く行動していれば、何年も苦しまなくて済んだのに…。

まだ完全に解決したわけではない。 

それでも、4年続いた「睡魔」との闘いに、ようやく終わりの兆しが見えてきた。
今は、薬を服用しながら、疲れ切った心と身体をゆっくり回復させている。

やる気を出す薬なんてなくても、私は楽しいことをやりたいキラキラ