確かにお母様は、
Nさんのことを想って
必死に食べさせたのかも
しれません。
もしかしたらお母様ご自身も
食に関するトラウマを
抱えていたかもしれません。
いずれにしても、
出どころは愛でしょう。
ですが、Nさんの中で
食について考えようとすると
心身が緊張し
必要以上の義務感に襲われ
同時にそれを拒絶したくなるのは
当時のお母様に対する恐怖が
トラウマになっているからだと
考えられます。
母への愛情の強さと恐怖が
冷静な判断や心の平穏を
乱すのでしょう。
(この記事は連続記事の完結編です。
母と同じようにできないと
ダメなのだと思うのには、
自分を育ててくれた親への
感謝もありますし、
母のやり方を否定することは、
潜在意識の中では
その母に育てられた自分自身の
存在そのものを否定すること
になるので、
その恐ろしさも大きいでしょう。
そして、同時に、
あんなに怖かった母の真似をして
あんなに嫌な辛い想いを
娘にもさせようとするなんて
絶対に嫌、という
真逆の反応が起こります。
これは苦しいですね。
アクセルとブレーキを
両方全力で踏み込んで
「進まない!進めない!」
と叫んでいる状態ですから。
その踏み込んでいる足は
筋肉がパンパンで
もう、ペダルから
離してしまいたいと
何度も思ったことでしょう。
だけど、
自分も母になることを
選んだ以上は、
この子育てという車を
止めるわけにはいかない。
放棄できない。
逃れられない。
そんな気持ちで
走り続けたのではないでしょうか。
大丈夫です。
その突っ張ったまま
固まってしまった足を
ペダルから一度離しましょう。
路肩に車を止めて、
外に出て、深呼吸して、
足をマッサージしましょう。
ちょっとぐらい
止まったからって、
困ることにはなりません。
そして、落ち着いてから
自分自身の声を
聞いてあげてください。
怖い怖いと言っている
子どもの頃の小さなNちゃんは
きっとまだNさんの中で
助けを欲しがっています。
その子を助け出しましょう。
そうだよね、怖かったよね。
逃げ道もなくて
辛かったよね、と
共感してあげてください。
そう、まず、
母を怖がること自体を
認めてあげることからです。
次に、母のやり方…言動を
否定することは、
母そのものを否定することには
ならないのだと
教えてあげましょう。
存在を愛しながら、
行動を拒絶しても良いのです。
母のやり方では
恐怖や辛さを生んでしまうと
身をもって分かったからこそ
今、より良い選択ができることを
心から感謝できると良いですね。
母から受け取ったものを
そのまま出さなくても、
自分に心地よいやり方へ変えて
生かして行くことで、
母の存在も、自分の存在も
しっかり認めるということに
つながって行きます。
最後に、この数年間、
必死に頑張ってきたことを
褒めてあげてください。
Nさんの愛情の深さと優しさが
ここまでの葛藤を生み、
結果的には
娘さんに無理強いしないことを
選ばせたのだと感じます。
娘さんを全力で
守って来られたのですね。
その愛に満ちた年月を
褒めてあげてください。
どうか、これからは
Nさんご自身に
その愛と優しさを
向けられますように。
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