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『「果糖中毒」を斬る~その3』
ラスティグさんの主張
「●果糖の代謝プロセス3
脂肪になり、心臓病を押し進める
余ったアセチルCoAはミトコンドリアを離れ、代謝されて脂肪になり、心臓病を押し進める原因になる。
●果糖の代謝プロセス4
肝臓がインスリン抵抗性になる
果糖は、肝臓内で炎症を引き起こす肝酵素を活性化する。これによりインスリン作用の主要メッセンジャーが不活性化され、肝臓はインスリン抵抗性になる。
●果糖の代謝プロセス5
血糖値が上がり、糖尿病につながる
肝臓でインスリンの作用が欠乏するということは、ブドウ糖を低く抑える手段がまったくなくなるということだ。そのため、血糖値が上がり、究極的に糖尿病が引き起こされる。
●果糖の代謝プロセス6
内臓脂肪が増える
肝臓にインスリン抵抗性があると、膵臓が余分なインスリンを分泌しなければならなくなり、余分なエネルギーを脂肪細胞に送ることになって、最終的に肥満になる。エネルギーが最も多く詰めこまれる先は、代謝性疾患に関連付けられている内臓脂肪細胞だ。」
・・・・・・・
⇒
はい、これらは同じことを繰り返し述べているので、まとめて解説しますね。
まず果糖が脂肪になることは現実の生活ではありえません。
これは新しくお届けする『糖・果糖集中講義~糖の3つの神話』というDVDで詳しくメカニズムをお伝えしています。
糖や果糖が脂肪になるのは1日最低でも500g以上を摂取しないと起こり得ません
(肥満の米国人でも最高値が1日250g程度です(^○^))。
運動量やカロリ―消費量が多い人では、1日500g摂取しても脂肪に変換されません。
脂肪に変換する(脂肪新生という)のは多数の酵素を要し、非常にエネルギーを要するステップです。
脂肪新生は、果糖の主要な作用である糖のエネルギ―代謝を高め、グリコーゲンを増やす(最大のストレスである低血糖に備える)などでも、
さらに果糖が余り、しかもエネルギー代謝が回っていないと行えない難作業なのです。
したがって、私たちの体は普通は脂肪新生は盛んに行いません。
内臓脂肪を含めて各組織に脂肪を蓄積させるのは脂肪です。
(管理者 : 糖質制限論者たちは、太るのは糖質が脂肪に変わって太るので、脂肪ではない、と論じています。この点は、崎谷先生の、書籍の中で詳しく述べられているので、お知りになりたい方は、是非、お読みください。)
脂肪の中でも糖のエネルギ―代謝を落とすプーファです。
(管理者 : プーフアとは、脂肪酸の中のオメガ3、オメガ6などの長鎖不飽和脂肪酸のことで、今までは、これらの脂肪酸が、健康維持のためには、すこぶる重要な、脂肪酸だと言われてきましたね。確かにその面もあるのですが、同時に、マイナスの面も非常に大きいようです。糖のエネルギー代謝を落としている、というわけです。)
果糖は糖のエネルギ―代謝を高める作用もあるため、インシュリン感受性を高めます。
肝臓のインシュリン感受性を低下させるのは、
プーファ(あるいは高脂肪食)です。
プーファによってインシュリン感受性が低下するため、血糖値が高くなり、糖尿病になります。
(この詳しいメカニズムはDVDや次作の『続・免疫革命』で詳しくお伝えしていきますのでご期待ください!(^^)!)
今回、私が解説した内容はすべて基礎的なサイエンスです。
あまりにも初歩的なところで間違いが多いので驚きますね。
その他もこの本の内容は3段論法も多く、基本的な論理構成も定かではありません。
ラスティグさんの唱える砂糖や果糖悪玉説が正しいのか、それとも基礎的なサイエンスが正しいのか。
あとはみなさんの判断に委ねるしかありません(*^。^*)。

