伝統芸も大事だけど、ほめてみよう! | はれ、ときどきフロンターレ

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北海道から川崎に移住したのをきっかけに、Jリーグ・川崎フロンターレを応援するようになりました。

先日、幼児連れの友人と話をする機会があって、会話の中で自分の子どものことを「うちのバカあかちゃんがね」といってたことにものすごく違和感を覚えた。 子どもには聞こえないから、ということでそう言ったんだと思うが、潜在意識のレベルだとどんなに小さな子どもでも聞こえるらしい(胎児の段階で耳が聞こえるということを考えると…)
本人にとっては大したことじゃない。しかし、親から「バカ」だといわれたら、『自分はバカなんだ』と誤った思い込みをしてしまう。それが抜けるまでに相当な時間がかかるという。



少し古いデータだけど、日本の高校生で「自分のことを価値のある人間だと思う」といったのが7.5%という。
日米中韓の4ヶ国の高校生にきいたところ、アメリカ57.2%、中国42.2%、韓国20.2%に対しての極端に低い結果だった。
また、「親は自分のことを優秀だと思っている」割合も低く、「学校には自分を理解してくれる教師がいる」割合も低い。
つまり、日本の高校生は自己評価も低くて「価値がない」と思い、親や学校なども自分のことを理解していないと思っているのだ。
(※参照:日本青少年研究所「高校生の心と体の健康に関する調査」より)


これは高校生だけの問題ではない。
社会人になっても、親になっても、同じだといえる。
例えば、小学生の時のテストで100点中90点とったとしても「もっと頑張らなきゃダメじゃないの」といわれ。
社会人になって、「出来て当然」とみなされ。
なんとかハラスメント、という言葉でくくられても「我慢しなさい」「そういうあなたが悪いから」といわれ。
結婚して、子どもを産んでも育児書などの基準どおりじゃないとダメと思い込んで…そんな経験をした人、多いのではないだろうか。

日本人特有の「みんなと一緒じゃなきゃダメ」という考えもそうだけど。
「自分をほめることはよくないことだ」という国民性が影響しているのではないだろうか。
よく『控えめなのが日本人の美徳』というが、度が過ぎると相手も嫌な気持ちになってしまう。

そして、ここ数年ほど「自分を褒めましょう」という「自分ほめブーム」がじわじわとでているけど、まだまだな印象を持つ。
小さい時から「褒めなれていない」から、外からほめられると「私なんてとんでもない」「うちのコはバカだから」「愚妻が」などいって褒められたことを全否定してしまう。「ありがとうございます」といわないで。
やはり、「自分をほめるなんておこがましい」「褒めると図に乗るから」「成長しなくなる」「ダメ出ししないと」という『伝統芸』がまだまだ根強いせいなのかもしれない。


控えめ、謙遜な部分も美徳。
だけど、色んなところで「ほめる」ことを肯定しないと「自分なんて価値がない」と思う日本人がますます増えてしまうんじゃないかな。