さて、体感温度1~2℃の日の野鳥観察、
豊見城市の三角池で絶滅危惧種の
クロツラヘラサギを観察しました!
クロツラヘラサギは環境省レッドリストで
近い将来野生での絶滅可能性が高い
絶滅危惧ⅠB類 (EN)となっています。
東アジアに生息するクロツラヘラサギは
朝鮮半島や中国北東部で繁殖をして、
冬は越冬のため日本(九州以南)や台湾、
香港、ベトナムなどへ渡るそうです。

90年代は世界で数百羽しか確認されておらず、
国際的に保全に取り組んできた結果、
現在は6,000~7,000羽程度確認されているそう。
日本には毎年数百話が渡来しており、
沖縄にも冬を越しにやってきます。
三角池へ到着した時点で7羽を確認。
最終的には9羽を確認できました。
三角池には毎年十数羽が飛来するそう。

クロツラヘラサギはその名の通り、
黒い面をしており、ヘラのような、
スプーン状の嘴を持っていて、
ユーモラスな姿が可愛い鳥です。
寒いからか顔を隠して丸まっていて、
特徴的な顔と嘴が見えません。
少し日が上がるとちょっとずつ動きが。

これがクロツラヘラサギの顔と嘴。
よく似たヘラサギというのもいますが、
ヘラサギは顔は黒くありません。

ペリカン目トキ科のクロツラヘラサギ。
遠くから見るとサギにも見えますが、
サギより首が太く全体的にポテッと
サギよりも丸みがあります。

可愛くて観ていて飽きない
寒さも忘れて観察、と言いたいとこですが、
北風が容赦なくてしっかり寒かったです笑

寒いけどクロツラヘラサギが
こんなに近くに何羽もいるなんて
ほんと撮影してて楽しかった!!

右端の個体は足環が付いています。
これはカラーリング(色足環)といい、
個体の移動追跡に使われています。

左足は色の組み合わせで個体識別できる
リングが装着されています。
右足にはアルファベットと数字で
個体識別できるリングが付いていますが、
それが見えない時や外れてしまった場合に
左足のリングで識別可能になっています。

右足も見せてくれました!
右足のリングの色にも意味があって、
この個体が付けている赤に白文字は韓国、
日本だと黄に黒文字、台湾は青に白文字、
香港は緑に白文字、と国で指定があるそう。
こうして各国協力して調査しているのです。

こちらは文字もハッキリ確認できました。
M73と書かれているので調べたら、
2021年に韓国で足環を装着した個体だそう。
12月上旬に鹿児島で撮影記録があったので、
韓国から鹿児島を経由して沖縄にも渡来、
ということが分かってきますね。

こちらは右足しか見えず。
ただ、カラーリングで調べていったら
他の方の撮影記録の情報などから
K31という個体識別だと思われます。
こちらも韓国で識別された個体。
M73とK31は三角池の常連さんのようで、
調べたらますます興味がわいてきた!

こちらの個体は嘴が黒ではなく赤っぽい。
これは生まれて1年程度の幼鳥の特徴。

成長するにつれて嘴が黒くなり、
嘴にある横皺が目立ってくるそうです。

真ん中の個体は目の辺りに黄色い模様。
これは4歳くらいから出てくるそう。
嘴の横皺もくっきりと出ているので、
5歳以上なのではないかと思います。
(調べたばかりの知識での判断ですが)
成鳥は目の色が赤いけど、幼鳥は黒。
あどけない可愛い顔をしています
こうしてカラーリングで個体識別したり、
特徴から個体差が分かってくると
なんだか愛着もわいてきそう!!
この冬は幼鳥ちびちゃん追ってみよう![]()




