おひとり様を侮辱するおばさん | あたし?バツイチ・アラ還・フルタイム勤務の独女でございます~人生ネタにしてなんぼ。本音100%、忖度ゼロでいきます~

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バツイチ、アラ還、独女。フルタイムで経理をしながら、大阪で暮らす日々を書いています。
職場の珍事件、食べもの、恋愛、そして人生。
何気ない日常に転がるおかしみや心の機微を拾い集め、言葉にするエッセイを書いています。

平日に有休をとった。 



梅田で用事を済ませたら、ちょうどお昼時。 



前々から気になっていた中華料理店も頭をよぎったけど、この日は、こってりした気分じゃない。 



―――優しい甘さが欲しいな。 



そう思って向かったのが、阪急うめだ本店地下にある「たねや茶屋」。 



店内は、照明を落とした落ち着いた空間で、ゆったりとした空気が流れている。 



カウンター席に座り、その静けさに身を委ねていた数分後―――。 



突然、店内に「ぺったん、ぺったん」という音が響き始めた。 



カウンター越しに始まったのは、まさかの餅つき。 



しかも、イベント用の軽いやつじゃない。 

職人さんの本気の餅つきである。 



一気に店内が正月モードになった。 



季節外れなのに、 



―――日本って、なんかええな。 



そんなことを思っていたら、注文していた「よもぎぜんざい(冷)」が到着。 



スプーンでひとすくい。 



口の中に広がる、優しい甘さ。 

 


程よい柔らかさの小豆に、草感強めのよもぎ餅。



疲れた身体に、じんわり染みる。 



静かに味わっていると、一つ席を空けた隣に、

おばさん3人組が座った。 



健康診断で確実に何か引っかかりそうな、肉々しさ満点の3人組である。



座るなり、



こちらをチラッと見たあと、そのうちの一人が言った。 



「こういうお店も、1人やと嫌よねぇ。やっぱり、お友達と来る方が楽しいわぁ」 



「食事って、いつまでも誰かと一緒がいいわよねぇ」 



……はいはい。 



完全に、あたしに向けた嫌味である。 



でもな。 



そういうこと言う人に、言っとく。 



「いつでもあると思うな、お友達と旦那さん」



 この歳になると、人間関係なんて、ほんまに一瞬で変わる。 



友達だって、それぞれ自分の生活を優先し始めるし、ちょっとした温度差で、スンっと縁が切れることもある。 



旦那さんだって、退職金と長年の不満を抱えて、ある日 、突然、去っていくかもしれへん。 



結局、最後に必要なんは、「1人でも機嫌よく過ごせる力」やと思う。 



冷やしぜんざいを味わいながら、おばさんたちの中身ゼロの会話をBGM代わりに聞き流し、店を後にした。 



結論。 



声がデカいおばさん集団の会話、だいたい薄い。



あと、「おひとり様=寂しい人」 



みたいな昭和感、

そろそろアップデートされへんやろか。












By 水野美加



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