「機能から物語へ」、「【役に立つ】から【意味がある】へ」、「貨幣経済から信用経済へ」
こんな言葉があちこちで聞かれる様になりましたが(聞いたことない、という方はもっとアンテナ立てたほうが良いです!)、これらを自分なりに咀嚼して実践した結果を書きます。
「ブランディング」は「キャラ作り」で「ストーリー」が必要、という話です。
改めて言うまでもないですが、この半年で世の中すっかり変わってしまいました。
新型コロナウイルスによって。
個人的には、好きなことを仕事にしよう、と思って会社を辞めて1年ちょっと。
おかげさまで毎日忙しく、あちこちから新しい仕事のお話しも頂く様になりました。
まだまだスタートラインで、次の展開も既に考えていますが、好きなことで食っている、というのは自信を持って言えます。
ストレスなくて自由だし、大雨の朝、「今日は外出るのやめてずっと部屋で仕事しよ」と思う時なんか最高です(笑)。
もちろん新型コロナウイルスによって社会構造自体が大きく変化するタイミングになったのは想定外でした。
でもそこで、築き上げてきたものがないことで変化に柔軟に対応できた、ということもあるのですが、とにかく最高のタイミングで会社辞めたなあ、と思います。
組織を飛び出して個人で勝負するにはブランディングが必要で、私が何をやってきたかと、なぜ最高のタイミングだったのかを書きますが、その前に、「機能の価値が無くなっている」という話をします。
情報伝達のスピードと拡散力が大きくなった今、ほとんどの機能はすぐに真似されて同じこと(もの)をやる(売る)人がたくさん出てきます。
どこかで修行するか凄い努力を積み重ねるかしないと旨いラーメンを作れなかった時代は終わり、今はレシピを検索すれば誰でもそこそこ美味しいラーメンができるので、結果として、どのラーメン屋に行ってもそこそこ旨い、という状況がそれです。
もうひとつ例をあげれば、独自の技法を発見したクリエイターが喜んでも、翌月、同じ技法を発見した人がYoutubeにアップしてバズれば、それは既に独自の技法ではなくなります。
ですから、現時点で価値がある機能も情報によって明日には無価値になる可能性がある、ということを前提に行動するべきです。
つまり機能では差別化できない(長続きしない)、ということです。
もちろん、突出した職人芸やアーティストの独自の感覚、特定地域でしかできない何か、というのはこの上のレベルの話なのでまた別、あくまで一般的な人がビジネスをするレベルの話です。
クリエイターで言うと、今持っている機能(技術)で勝負しようと思っている人はある日突然その価値がなくなった時に困る可能性が高いです。
よく聞く「真似しないでください」「作り方の質問にはお答えできません」と言っている人です。
だから、私はSNS投稿などで作り方や材料を聞かれたら基本的には情報として全て教えてきました。
前述の「真似しないでね」の人たちの逆張りです。
結果としてたくさんのファン(フォロワー)ができましたし、その人たちがお客さんにもなってくれています。
(この辺の仕掛けと仕組み作りの話はまた別で書きます)
「機能はパクられる」前提で、その機能を今どう有効に使うかを常に考えていたんですね。
機能で差別化したり、囲い込む時代は終わっているので、いずれパクられて価値がなくなる機能なら、価値が高いうちに必要としている人に提供する、ということが後のリターンを生む、と考えました。
私が作った「レジュクラフト」というレジンアートのコミュニティが今すごく良い感じなのですが、機能で囲い込むことはしないよ、ということははじめに伝えてあります。
情報は必要に応じて外部にも公開するけど、それ以上に新しいものを作っていけば良い、ということです。
そもそも、手持ちの機能(技術)で勝負しようとしている時点でクリエイターとは言えないんですけどね。
どんどんパクってもらって市場を広げてもらい、自分が常に新しいものを作り出していけば、結果的にピラミッドの頂点のポジションを保ちながらピラミッドが大きくなっていく、というイメージです。
ここでブランディングの話に戻ります。
機能で差別化できないことは説明しましたが、では何で差別化するか、それが「キャラ」です。
同じ機能を持つものが複数売られる状況で大事になるのは、「誰が売っているか」です。
機能は単純比較できますが、「キャラ」は好みがあります。
この人から買いたい、と思ってもらうために必要なのが「キャラ作り」、これがセルフブランディングです。
嫌われるキャラを作っても仕方がないので(笑)、好かれるキャラを作っていくのですが、ここで一番大切なのが「共感」です。
共感できるかどうかの決め手になるのが、そのキャラが持つストーリーです。
(もちろん外見や服装もありますよ)
で、ここからが最高のタイミングで会社辞めたなあ、と思う理由です。
「好きなことを仕事にすることに挑戦した人」というキャラを作って共感を呼ぶために必要なストーリーは、
「コロナで業績悪化して会社を辞めた人」
ではなく、
「会社も好調で給料も良くて安定しているけれど会社を辞めた人」
である必要があった、ということです。
コロナは想定外でしたが、「なるべく厳しい状況で会社を辞める」というのは意識していました。
共感するストーリーのために必要な設定だったからです。
厳しい、というのは、独立するにはリスクが高い、と思われる状況です。
高校生と中学生の子供がいて、貯金もわずか100万円、それまでのキャリアとまったく違う事業をゼロから始める(一旦無収入になる)、というリスクをとってチャレンジするということですね。
(実際、かなりシビれる状況もありましたけど^^;)
つまり、たくさんの人から、「今はまだやめておけ」「キャリアがもったいない」「これから金がかかるのに・・・」と言われる状況が必要だったのです。
だから、技術部長として17年勤めた会社から退職金が107万円しかなかったことも、ブランディング(ストーリー)的には「おいしい」味付けになったと思っていました。
(その辺りは過去のブログに書いたとおりです)
これが、「子供たちも手を離れて、早期退職で何千万円かもらって、さあチャレンジします!」
だとどうでしょうか・・・(笑)
セルフブランディング、今はSNSを使って、誰でもできる時代になりました。
好きなことを仕事にして生きていくことができやすくなった、ということです。
効果的なやり方はちゃんとありますが、個人で勝負しようという人、ブランディングのためにSNSを使おうという人は、目的もなく垂れ流す投稿をするのはすごくもったいないです。
(ブランド価値を下げる投稿もあります)
長くなるので、具体的なブランディング手法についてはまた改めて書きたいと思います。
あと、「好きなことを仕事にする」の甘い罠についても(笑)。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
今日は雨降ってなかったから外に出て仕事したよ(笑)。
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