今まで付き合った人の中で「コイツ天才だな」と思う人、そう多くはないですが、その中でもダントツにすごかった、と今でも思うのは同じマンションに住んでいた小学校からの幼馴染み。
そいつから中学生の頃教わったことが実は今の自分の大きな部分を作っています。
それは、
「わからなくても、極限まで考えることに意味がある」
ということです。
彼は当時から勉強はよくできて、市内でトップの高校に進学、京都大学に現役で合格し、電力会社に就職してエリートコースを進みます。
ですが、いわゆるガリ勉タイプではなく変人タイプの天才で(笑)、当時はよくアホなこと一緒にやって警察に注意されたり、受験の3日前くらいまで麻雀やったり、とにかくよく一緒に遊んでいました。
もちろん私なんかよりもよく勉強もしていたのですが、先ほどの言葉は珍しく一緒に受験勉強をしている時に彼が言った言葉。
どういうことかというと、例えば数学の問題があってそれを解く方法が全くわからなかったとします。
手も足も出ない、という問題。
その時に、隣に模範解答集があったとしたら、大抵の人はまず模範解答を見てやり方を覚えて、復習して、また類似問題を解く、みたいな感じではないかと思います。
でも彼は、それではいけない、と言います。
無理矢理でも、見当違いでも、なんとか正解にたどり着くための道が、今自分が持っている知識の中で何か少しでもないか、極限までまず考えろ、と。
あらゆる方向から、持てる知識を総動員して、考えに考える。
その上で、結果として答えがわからなかったとしても、そこまで考えてから模範解答を見るのと、考えるのを放棄して模範解答を見るのとでは、その後の理解に雲泥の差がつく、というのがその理由でした。
なるほどなー、と当時は思っていましたが、これって実は人生の中でもすごく大切なことだな、と年を重ねるごとに思い、ことあるごとにその言葉を思い出し、自分への戒めとしています。
多分彼はそんなこと言ったの覚えていないと思いますが。
仕事でも、わからないことがあった時、簡単に上司や先輩に答えを聞くこともできますが、その時の質問は、
「どうやったら良いか教えてください」
ですが、これって教える側からすると困りますよね。
どこまで理解していて、どこから教えれば良いのかが分からないから。
でも、自分の少ない知識の中で極限まで考えて、間違っていても、デタラメでもいいからとにかく答えを出した場合、質問は、
「こういうやり方を考えたんですが、これで良いですか?」
になります。
そうすると、そのデタラメさ具合で、ほぼ正確に、どこまで理解していてどこから教えれば良いか、判断できますよね。
周りがデタラメの答えを出したくないから簡単に教えてもらおうとする中、私はいつもデタラメの答えを一生懸命考えて出してから聞いていました。
当然、極限まで考えた後にやり方聞くので、自分の何が間違っていたのかもよくわかり、聞いたことの理解度も全く違うレベルになります。
それを繰り返すことで、常に同世代の中では一番評価してもらえたし、結果も出してきました。
これ、実はホントに大切なことで、サラリーマン時代も部下に教える時、そして今でもセミナーで講師として教える時、伸びる人とそうでない人をほぼ一瞬で見分けることができます。
伸びない人はこんな人
・すぐ答えを聞きたがる
・すぐ人にやってもらおうとする
・毎回教えてもらわないとわからない、という前提で聞く
・自分にはすぐ覚えられない、という前提で聞く
・とにかく人に頼ろうとする
結局誰か教えてくれる人、頼る人がいる時はできるけど、そんなのはあたりまえ。
その誰かがいなくなった時に自力で局面を打開する力をつけられるかどうか、これを身につけなければ、どんなセミナーや勉強も何の意味も無い。
簡単に人に聞くのは手っ取り早いですが、ソッコーで答えを教えてもらうばかりじゃ思考停止、脳みそ腐っていきますよ。
さらに困ったことに、簡単に答えをもらうことが癖になると、自分で考えることが面倒になるので、悪循環に陥入りやすい。
頼りグセ・・・・気をつけましょう。
私もとてもお世話になっている人や色々な分野の師匠と思っている人、たくさんいます。
みんな「困った時は俺を頼れ」って言ってくれますけど、自分としては「頼らないこと」、コレ実はすごくこだわってます。
もちろん、本当に困ったら頼れる人がいる、というのは心の支えになっていますが、あくまで自分が主体で自分の力で生きていく。
「頼る」ではなく「あやかる」
これが一番良いと思っています。
相手に何かを求めるのではなく、自分が勝手にあやかって良い状態になること。
「あやかる」は、相手の幸せや成功を祝福したり、憧れの気持ちを伝える意味もあり、日本特有の素敵な表現だと思いませんか?
これからも人に頼らずあやかっていきます。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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