今でも
いくつかの場面が
感情とともに心に残っている。
そのひとつ。
確か小学5年の時
恐らくそれがわたしが見た
はじめて布団に仰臥する母と
洗濯機に山積みになった洗濯物。
父はいなくて
(仕事か?母に追い出されたか?その時はわからない)
自分がやるしかないと思って片付けた時の気持ち。
『誰も頼る人がいない孤独感』を感じたのは
もしかしたらこの時からかもしれない。
それ以降
母が仰臥するたびに
近所の生協に買い物に行ったり
回覧を回したり
ゴミ出ししたり
雪の日は階段の雪かきをしたり
年末に2階の屋根に出て窓ふきをしていた。
誰も他にやる人がいないからやっていたけれど
買い物に行くのが一番嫌だった。
後の数十年間
特に週末に家族と一緒に買い物をする人たちの中で
買い物をする時に嫌な感情が消えなかった。