悩んでいる人、
何かに困ってそうな人
を目の前にすると、
「なんとかしてあげたい」
「元気になってほしい」
「この人を救わなければ」
そんな気持ちになることもありますよね。
その時、
相手を「かわいそうな人」と決めつけると、
「助ける人」と「助けられる人」という
関係になります。
たとえば、
子どもが学校に行けず悩んでいるとします。
親が「この子はかわいそうだ」と思いすぎると、
「なんとか学校に行かせなきゃ」
「このままでは将来が心配」
と、子どもを変えようとするかもしれません。
では、
その子は本当に「かわいそうな人」なのでしょうか。
今はつらい。
今は動けない。
今は自信をなくしている。
ただ、それだけなのかもしれません。
人は、
ずっと同じ状態でいるわけではありません。
苦しい時期があっても、
自分で考え、
自分で気づき、
自分のタイミングで
一歩を踏み出すことがあります。
だから、
「この人は大丈夫」
と信じて関わることが大切なのです。
無理に励ます必要もありません。
無理に解決しようとする必要もありません。
ただ話を聴く。
気持ちを受け止める。
必要なときに言葉をかける。
それだけでも十分です。
「かわいそうだから助ける」のではなく、
「この人には、自分の力で前に進む力がある」
そんな目で相手を見る。
そのうえで、
相手が具体的にサポートを必要として入れば、
その部分は手を貸してあげる。
そうすると、
お互いが対等な関係になり
人間関係は穏やかになります。
目の前の人は、
かわいそうな人ではありません。
今、ちょっと苦しんでいる人。
そして、これから自分の力で変わっていける人。
そう信じてみると、
関わることが少し楽になるのではないでしょうか。


