そうそう、それで
(唐突に話を始める)
私は今回の一時帰省、
ヒースロー空港で
乗り継ぎをしたんですよ。
・・・好きか嫌いかでいったら
私はヒースローの
ターミナル5は好きじゃない、と
いうことがわかりました。
ちょっと狭すぎません?
旅客数に対しての施設面積が。
開設当時から
言われていたことでは
あるんですけど。
まあでもこれは
個人の趣味も
あることですから
あの手狭感が逆にいい、
という方もいらっしゃるかと。
さてヒースローにて
国際線から国内線へ
乗り換える際には
手荷物のセキュリティ
チェックがございます。
思った以上に
空港側の手際はよく
私の並んだ列はスルスルと
前に進んで行ったのですが
検査機の手前にいる
係員(白人男性)が
ひとりものすごく機嫌悪く
大声をあげていてですね。
「違う!そうじゃない!」
「荷物は自分の番号の枠に置く!」
「君の番号は3番だ、
2番は違う人の枠だ!」
なんだなんだ、何も
あんなに大声で案内を
せんでもよかろうよ、と
眉をひそめていたら
その係員が大声で指示を
出していたのはただ一人の相手、
有色人種の若い娘さんでした。
それに気が付いた瞬間、
私は戦後教育を
日本で受けた人間として
『白人種が有色人種に怒鳴る』
『男性が女性に高圧的な
態度を取る』ことに対し
反射的に不快の念を抱いたんです。
おいおいおい、貴様
相手が言い返してこない・
やり返してこないと甘く見て
そういう態度をとるのなら
海千山千の口達者な
有色人種中年女(私)が
娘さんの助太刀に入っちゃうぞ!
・・・が、よく見ると。
検査機に荷物を通す際
利用客は手荷物や上着・帽子を
トレイに入れて
コンベアベルトに流すわけですが、
その『荷物をトレイに
入れる』作業のため
お客側はそれぞれ
枠番号を振り当てられる。
たとえば『枠番号:1』になったら
『1』と書いてある升に入り、
そこでトレイを受け取り
荷物をトレイに載せ
奥のベルトにトレイを押し込む。
荷物が複数ある場合は
複数のトレイを使う。
ただこれ、利用客の数が
少ない時はそれで
何の問題もないんですが
並んでいる人の数が多いと
ベルトの上に荷物が溜まり
自分の荷物をなかなかそこに
入れられない事態が生じる。
まあちょっと待つか
係の人に声をかければ
そこらへんはどうにかなるんですが、
怒鳴られていた娘さんは
トレイに自分の荷物を載せて
自分の枠のコンベアベルトに
トレイを置く場所がないとみると
それを隣の枠の人のスペースに
どんどん入れちゃうんですよ。
そうすると隣の人たちは
自分の枠が使えない。
ベルトの横に立っている係員も
何度も娘さんに
「自分の枠からはみ出ないで」と
お願いしているんですが
彼女はもう両脇の人を
押しのける感じで
好き勝手に自分の荷物を
ベルトに載せていく。
またこの娘さんの荷物が多く
服装も厚着であったため
帽子や上着、靴なんかも
トレイに入れて
流さないといけない状況で、
両隣の二人のお客はもう
完全にお手上げ状態になっていて
そりゃ係員としては立場上
「隣の人に迷惑をかけるな!」と
大声をあげなくちゃ
いけないよな、と・・・
ちなみに係員さんは
かなりイラついてはいたものの
「こちらの指示に従って!」と
叫んだあと、一息ついて
「・・・ください(Please)!」と
根性で命令文を
要請文に変えていたので
そこらへんはプロと思いましたよ。
ただほら、娘さんももしや
緊張のあまり周囲が
見えていなかったとか、
『列に並ぶ』・
『自分の枠から
はみ出ない』などの
基本ルールが
わかっていなかった可能性も
あるんですけど・・・
・・・たぶんね、
それはなかった・・・
彼女は明らかに
「賢い私が気づいた
時間短縮法♪」みたいな感じで
あえて事態に気づいていないフリ、
英語の指示が通じないフリ、
演技をしていた・・・
ちょっと嫌な気持ちに
なってしまった
国際空港の朝でした。
係員さんも大変ですよね。
自分の番が来た時に
私はせめてもの気持ちで
係員さんに
笑顔で挨拶をいたしました。
叱りつけられていたのが
大柄な体型の腕の太い
格闘技経験ありみたいな
若い男性だったら
私は文句なしに係員さんの
勇気を称賛したと思うんですが
これはこれで差別ですかね?
・・・ただやはり私は
子供や高齢者、女性が
頭ごなしに怒鳴られる図は
見たくないんですよね
でもあの係員さんも
列がもっと短くて
余裕があったなら
声を荒げることなく
場を収められた気もします
施設管理者側が
『他の利用者に迷惑をかける
利用者』にどう対応するか、
難しいですよね
の1クリックを
↓

