実家から少し歩いたところに

韓国総菜を売っている

お店がありまして。

 

母(イメージ武将:

豊臣秀吉)と暇さえあれば

お散歩ばかりしていた頃

そこでキムチを

買ったことがあり、

初対面にもかかわらず

滅茶苦茶人懐っこい接客に

驚いた記憶があります。

 

このたびなんとなく

キムチが食べたくなり

ひとりでお店に向かったところ

扉には『商い中』と

札がかかっているのに

店内の電気は消え

扉にも鍵がかかっている。

 

まあお店というのは

開いていない時は

開いていないから、と

渡英生活に年季の入った私は

そこですっぱり諦めをつけ

家にまっすぐ帰ったのですが

・・・家で雑用を

片付けているうちに

ムラムラとキムチが恋しくなり。

 

駅前のスーパーまで

買いに行っちゃおうかな、

でもまあその前に念のため、と

先ほどのお店の情報を

ネットで調べて電話したところ

「はい、現在営業中です

・・・が!あと20分ほどで

閉店いたします」

 

「今!走っていきます!」

 

 

で、無事にキムチを手に入れて、

支払いなどしている時に

例のスモールトーク

(Small Talk、雑談)術で

お店の人と言葉を交わし

「あ!ところで今日、

そうですね2時間くらい前、

お店が閉まっていたのは

何かあったんですか?」

 

「え?今日はずっとお店を

開けていたと思うんですけど」

 

「あら、そうですか。じゃあ

休憩時間か何かと

重なっちゃったのかな、

さっきお店に来たら

営業中って札は出ていたのに

鍵がかかっていて、私は

一度家に帰ったんですよ。

でもどうしてもこちらの

キムチを食べたいから

電話して確認して

今、買いに来たんです」

 

私はこれを『自分はそれくらい

このお店のキムチが

好きであります』の意味で

発言したんですが、

お店の人はそれとは違う形で

私の言葉を

受け取ってしまったらしく

「・・・待ってお客さん、

ということは私たちアナタに

無駄足を踏ませちゃった・・・?」

 

「いやいや!別に

無駄足というほどの

距離ではないですし!」

 

「でもアナタ、うちのキムチを

食べたくて来てくれたのに、

お店は営業時間だったのに

お店に人がいなくて

帰っちゃったのでしょ?」

 

「ええ、だからもう一度

こうやって来て買えて

本当によかったという話で・・・」

 

「駄目!お客さん、

それは駄目!

ホントごめんなさい!

うちはそれじゃあ悪いお店!

ちょっと待って、

キムチのお代、返す!」

 

「いやそれは!駄目です、

絶対受け取れません!」

 

「いやだって私たち

悪いことした!

ごめんなさいの気持ち!」

 

「大丈夫大丈夫、じゃあ

どうもありがとうございました~

キムチ美味しくいただきます~」

 

軽薄な口調でそう言って

お店を出ようとした私でしたが

店員さんは凄まじい勢いで

カウンターから飛び出して来て

「ならせめて割引!

割引、サービスする!」と

100円玉を振りかざして

・・・わたくし、今回少々

口が滑り過ぎましたでしょうか。

 

私と店員さんの攻防は

お店の外まで続きました・・・

 

なんとか100円玉を

受け取らずに済みました・・・

 

今後気を付けたいと思います。

 

 

キムチは美味しかったです

 

キムチ好きのあなたも

漬物派のアナタも

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