私が日本に帰っている間
スコットランドの家の
留守を守っていたのは
わが夫(英国人)なのですが、
その夫が所用で家を空ける際は
近所のお宅のお嬢さんが
ニワトリとガチョウの
面倒を見てくれています。
お礼はニコニコ現金払い。
ただまあ謝礼は謝礼で
しっかりお支払いするとしても、
それとは別で何か
日本からお土産を
買ってこようという話になり、
前回(10月)は
変わり種キットカットを
10個ほど袋に詰めて
プレゼントにしました。
抹茶味とかそういうの、
こっちじゃ売っていないので。
袋の中身を見て娘さんは
「ふふっ、面白い、
ありがとう」と
笑ってくれたのですが
これに思うところが
あったらしいのがわが夫。
「君はどーしてわざわざ
日本からのお土産、で
キットカットを
選択するんですか!」
「何だよ。キットカット、
受けたぞ、いいじゃないか」
「受ける受けないではなく・・・
キットカットも悪くはありません、
悪くはありませんよ?
でも『日本からのお土産』と
なったらもっとこう
・・・あるでしょう!」
「何がだよ」
夫曰く、日本土産の神髄は
他国の追随を許さぬ
その包装の見事さにこそあり、
お土産をまずは目で見て
楽しむのが
日本土産を貰った側のお作法、
「それを君・・・ビニール袋に
入ったキットカットって・・・」
「私は環境に配慮して
過剰包装には批判的なんだ。
ビニール袋だって
お土産用の小奇麗なやつを
ちゃんと用意したし」
「それでもあるでしょう!
可愛い箱とか缶とかに
美しく詰められた日本名菓が!
日本の美の心を凝縮したような
デザインのいれものが!」
・・・で、色々悩んだ結果、
日本の誇る人気コンテンツに
賭けてみることにいたしました。
2024年バレンタイン向け商品:
大きいのをお世話になっている
お嬢さん(10代前半)に、
小さいのは
その弟さんにおまけとして。
結果として弟さんのほうには
「ヒューッ!フウ―ッ!
ポーキーモーン!
超クールー!さんきうー!」と
非常に喜んでもらえたのですが
お嬢さんは缶を見ると
「・・・フフッ、ありがとう
ございます、これ可愛い」と
笑って、隣にいたお母さんに
「ねえ、この中身のお菓子、
私今ひとつつまんでいい?」
そして一つ食べると
「やだすごく美味しいこれ」
で、あとはずっと
彼女は目を伏せていて。
私は今回も外したかな、と
先方のお宅からの帰り道に
静かに反省していると
わが夫が満面の笑顔で
「お土産、大成功でしたね!
あれですよ!僕たち
諸外国人が日本のお土産に
求めるものは!」
「・・・成功したかな?
弟さんのほうは跳ね回って
喜んでいたけどさ、
お姉さんのほうはずっと
うつむいていたじゃないか」
「相手はティーンエイジャーの
女の子ですよ、喜んだからって
大人の前でそこらへんを
跳ね回るはずがないでしょ!
でもあの子、ずっと
うつむいて缶の蓋を
撫でていたじゃないですか!」
夫曰く、『あれは相当
お土産を喜んでいる』
感じであったそうです。
・・・こういう話で
夫の直感を信じるのも
私としては不安なのですが
でもまあここは我らが
ポケモンの魅力の
大勝利ということで。
お土産選びに
成功したらしいこの冬の私です。
あっ!
Amazonでも買えますぞ!:
なお抹茶味キットカットは
成人英国人には
しっかり喜ばれますので
どうかご心配なく
キットカット派のあなたも
いや、そのポケモン缶、
欲しいわと思ったアナタも
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