昨日は不動産がらみの
怖い話を書きましたが、
本日は私が実際に経験した
家がらみの怖い話を。
それは私と夫(英国人)が
『家探し』に血道を
上げていた頃のことでございます。
あまりにたくさんの家を
見学し過ぎてわけが
わからなくなっていた
我々は、ある日
『自分たちの予算上限の
さらに上の家』を
見学することにいたしました。
その頃はもういったい
どんな家が『いい家』なのか
理解できなくなっていて、
なら売値の高い家に行けば
「これが不動産価値に基づいて
算出される『いい家』です」というのが
体感できるのではないか、みたいな。
ともあれ。
我々が選んだのは
某村の丘の上の一軒家。
ジョージアン様式の
堅牢な石造りのお屋敷で
部屋数30室以上、
うち25室がバス・トイレ付。
ジョージアン様式とは
こういう感じの:
なんでも前の持ち主は
その広大な家屋を利用し
高齢者向けケアホームを
運営していたそうで、
パンフレットに載っている
『内装はこんな感じです』写真も
いかにもそういう・・・
大きな窓から入る陽光にきらめく
白い壁、お掃除しやすそうな
カーペット、青色の椅子、みたいな。
ですから我々はすっかり
『清潔で快適な元ケアホーム』を
見学するつもりで現地入りしたら
まず敷地入口にかなり本気の
バリケードがあってですね。
鉄製の、工具なしでは
こじ開けられないような。
「・・・ま、まあ不動産価値の
高い家であるからして
それを迂闊に放置して
愚かな連中に壊されでもしたら
不動産屋さんも
たまったもんじゃないからな!」
「そうですね、あまりにも
本気の防御なので
ちょっとびっくりしましたけど!」
その日は我々見学者のために
バリケードは開いていて、
そこから中に入ると
・・・高級感漂う
アプローチと車寄せ、前庭、
そして堂々の正面玄関。
もうこの正面玄関の
見事さたるや
そこに正装の執事が
立っていないことに
違和感を感じるほど。
ただ残念ながらその
正面玄関にも
「えーと、ここら辺は今も
学生運動が盛んなんですか?」
みたいな鉄製の
防護壁が築かれていて
・・・資産を守るのは大事!
うん!真面目な
不動産屋さんなんだよ!
自分自身を忙しく
納得させているところに
その『真面目な
不動産屋さん』が登場。
「見学希望の
連絡をした者ですが」
「はい、お待ちしておりました。
内覧をご希望ですね?」
「はい、お願いします」
不動産屋さんは笑顔のまま
さっと我々の足元を眺め
「ええ、そのお靴なら中に
入っていただいて大丈夫です」
・・・ちょっと待って。
「え?中に入れない
靴とかあるんですか?」
「いえ、まあその・・・
さあ、では参りましょうか!」
そして我々はこの
豪壮な石造りの邸宅に
足を踏み入れたのでございます。
続く。
『怖さ』の種類は
色々あるのでございますが
この場合どういう『怖さ』が
我々を襲ったのか
各自御予想の上
明日以降の記事を
お読み進めくださいませ
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