さてそんなわけで

この週末に友情を育んだ

我が家の大犬アーシーと

我らが友人の家の一少年。

 

友人家族が帰宅する前に

我が家の周囲を一周しよう、

という話になって

「あー、そうすると

羊がいる区画を

歩くことになるんだよね。

犬は一緒に連れて

行かないほうがいいかな」

 

すると少年が胸を張って

「大丈夫だよ!犬も

一緒に連れていこうよ!

アーシーのことは

僕がちゃんと見ているから!」

 

見ているからって君、

つい2時間前まで

君はうちの大犬が怖くて

目も合わせられなかった

というのに・・・これは

また大きく出たなあ!

 

私はそういう子供らしい

手のひら返し、好きだぞ!

 

というわけで大人たちと

子供たちと犬1匹とで

我々は牧草地を

練り歩いたのでした。

 

草地の片隅では

ガチョウ三羽衆

(雄ガチョウ『兄君』1羽と

雌ガチョウ『里子姉妹』2羽)が

ちょうど夕食の真っ最中。

 

 

さてこちらの少年は

ガチョウ小屋の隣にあるイチゴを

私の助けなしには

収穫できなかったほどに

ガチョウが怖くて、

そしてわが愛犬アーシーも

ガチョウ小屋の方向に投げた

ボールやロープを

取りに行くことが出来ないほど

ガチョウのことが恐ろしくて、

となれば歩いていく先に

この3羽のガチョウの姿があったら

犬と少年は足を止めると

それは当然大人は

そう思うじゃありませんか。

 

それがなんと。

 

少年は少年で

「何かあったら犬が僕を

助けてくれるだろうから!」と

すっかり犬のことを信じた様子で

犬もまた犬で

「いざという時はこの男の子が

私を守ってくれるだろうから!」と

まったく足取りに迷いがなく、

もう二人で肩を並べて

どんどん歩みを進めてしまう。

 

するとそんな犬と子供の姿に

ガチョウもガチョウで

「・・・え?こっちをまったく

恐れない・・・?もしかして

あの二人組、強い・・・?

 

喧嘩・合戦で大事なのは勢い

というのがよくわかる光景でした。

 

強い軍隊というか、

ラグビーでもサッカーでも

「フォローしているから

お前は安心して突き進め!」

と言ってくれる味方が

そばにいる心強さというか。

 

竹中半兵衛が殿(しんがり)を

務めていた時の秀吉軍のような。

 

なお犬と少年から

逃げていくガチョウを

アーシーは

追いかけようとはせず

(『だって私は坊ちゃんの隣を

歩かないといけませんからね』)

少年も無駄なわき目を振ることなく

(『だって僕は隣にいる犬のことを

見ていないといけないからね』)

なんか・・・本当になんか・・・

どうして子供というのは

あっという間に

犬とここまでの信頼関係

結ぶことが出来るんでしょうね?

 

帰り際に少年の母君が

本人に聞こえないように

「Norizo、ありがとう、

うちの子の

犬嫌いを治してくれて」

 

「・・・いや、別に

私が治したわけでは」

 

「まあそうね、これはお宅の

超優良犬(スーパー・グッド・

ドッグ)の手腕よね」

 

うーん、でもうちの犬が

スーパー・グッド・ドッグなら

お宅のお子さんも

スーパー・グッド・ボーイだと

私は思うのでありますよ。

 

本当に子供はすごい。

 

犬もすごい。

 

色々と感銘を受けた週末でした。

 

 

少年が帰った後のアーシーは

「一瞬芸、『絶望』」みたいな

風情を漂わせておりました

 

 

・・・私もこの犬のことを

可愛がっている

つもりなんだけどなあ

 

やっぱり『保護者の愛』は

『友情』には敵わないのかなあ

 

犬とはすぐ仲良くなれる

自信のあるあなたも

犬よりも猫、なあなたも

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