わが夫(英国人)が長いこと
『木の苗』養成所として使用してきた
前庭の花壇の1つが
このたび私に明け渡されることに。
ではバラでも植えてみるか、と
考えていた私ですが
ふと気がつけば季節はもう春。
「バラを植え替える時期は秋・・・だよな。
今はもう時期的に遅すぎるだろうか」
「植木鉢である程度大きくなったバラを
その鉢の土ごと植え替えるなら
大丈夫じゃないですか。ともかく
あの花壇、一度そろそろ草むしりを
しておいた方がいいような感じですよ」
そうなんです、木の苗が
なくなったのをいいことに
冬の間中花壇を放置していたら
丈の低い雑草が全体に
こびり付くように繁殖してしまっていて・・・
確かにこれをこのままにしておいたら
夏前にとんでもない状態になるのは間違いなし。
そんなわけで園芸用こてを片手に
花壇に屈みこむことしばし。
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そこに夫がやって来て
「そんな小さな道具を使うよりも
大型スコップで体重を利用して
土を掘り返した方が楽じゃないですか」
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夫は大型スコップを持ってきて
見本を示してくれたのですが
そうやって一辺約30センチメートルの
立方体に土を一気に掘り返すと
雑草のこびり付いた面が
地面に向かって落ちる為
雑草を『抜く』というより
『埋める』もしくは『ひっくり返す』
みたいな形になってですね、
しかもまき散らされる土で
周囲の雑草が隠れてしまってですね、
それらの雑草をどうにかしようとすると
結果的に二度手間というか三度手間というか・・・
「夫よ、君の気持ちはありがたいが
私は小型シャベルでちまちま土を
掘り返す方が性に合っているよ。
放っておいてくれたまえ」
「そんな遠慮をしないでいいですよ、
今ざっとここを全部掘り返してあげますよ」
「そんなことをされたら迷惑なんだ!
悪いが私のことは放っておいてくれ!」
言葉のオブラートの
欠如した妻ですみません。
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さて、こういうのは作業開始前・終了後の
写真を掲示したいところなのですが
カメラを準備するより少しでも早く
仕事をはじめたかったため
『花壇全体にはびこる雑草』の
素敵に禍々しい1枚がなく。
草むしりが半分くらい終わった時点で
休憩を取りつつ撮ったのがこちらの画像。
写真奥のあの緑が最初は
この四角い区画全面を埋めていたのです。
さて夫の助力の申し出を
すげなく断ってしまった私でしたが
そんな冷たい人間に
そっと寄り添ってくれたのが
我が家のメンドリ、白黒夫人。
最初は白黒猫サンストリーカーが
私の仲間になろうとしてくれていた
(雑草を抜くより俺を撫でろ、と
私の手元にすり寄ってきた)のを
横目で追い散らして私の斜め前に陣取り
何事かと思ったらつまりは
『おすそわけ(ミミズ)』狙いであった模様。
土にざくりとシャベルを入れて
雑草を根元からひっくり返す、
その時に運悪く顔をのぞかせてしまった
ミミズ諸氏を瞬時に丸呑みしていく雌鶏夫人。
彼女は普段あまり人間に
近寄らないニワトリなのですが
最後のほうはもう私の右手の
すぐそばに顔を近づけて
準備万端、みたいな姿勢を取っていて
その様子を見たわが夫が
「・・・いいですねえ、その子に
そんなに近づいてもらえて・・・」
しかし雌鶏と親睦を深めるのも
悪くない話ではあるのですが
この花壇にやがてやってくる
バラのことを思うと土壌に少しでも
ミミズを残しておきたいのが
園芸者の人情というもの。
私の心ニワトリ知らずで
除草が完了した後も
『おかわり』探しに余念のない
雌鶏夫人でありました。
そんなわけでバラ花壇の準備完了!
あとはバラを手に入れるだけ!
なのでございます。
わが前庭において猫とニワトリだと
立場は圧倒的に
ニワトリの方が上でございます
雄鶏閣下が亡くなってからも
その力関係に変化なし
・・・何故だろう、本気を出したら
猫は絶対にニワトリを
おやつにできそうなものなのに
「子猫時代に何かがあったのでしょう」
というのがわが夫の推理でございます
草むしりのお供に猫を好むあなたも
メンドリの旺盛な食欲を
眺めるのがお好きなあなたも
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