このたび銀座の文教堂書店から
八重洲ブックセンターに
徒歩で移動して
見事に迷子になったのは私です。
道を一つ見事に間違えてしまってですね、
というかですね、東京駅、
アータ面相変わりすぎですよ!
(世界よ、これが逆切れだ)
というわけでスコットランドに戻る直前に
私は両親と熱川温泉に行ってきました。
大型旅館・ホテル・土産物店が
何軒も閉鎖され
街全体の雰囲気が危うくなる中
負けてたまるかとばかりに
営業中の各宿泊施設が
気合を入れて接客に努めているのが
湯煙漂う散歩道を歩いていて
ひしひしと感じられるこの旅情。
いえ、これは嫌味ではなく。
さて我々は全客室から海を正面に
眺められることが売りの
某旅館に泊まったのですが
建物こそ新築ぴかぴか!とは
いかないものの、どこもかしこも
精一杯掃除しています感にあふれ、
何より接客がよく、
そしてまた料理も美味しかったです。
ひどく凝った豪勢なお皿が出た、
というわけではないのですが、
温かいものは温かく、
冷たいものは冷たく、
身のこなしのきびきびしたお姉さんが
てきぱきと配膳を整えてくれ、
なんかもう文句をつけるところがなかったです。
露天風呂で光合成に励んだあとは
靴下をはくことが不可能でした。
いやだって体もあたたかいし
お部屋もあたたかいし・・・お日様の力で!
素足で生活できるなんて経験、
もう何年振りかしら・・・
冷静に計算して5年半ぶりという答えに
思わず涙がにじんだ私です・・・
それにしても熱川、
私はこれまでここの温泉に
浸かったことがなかったんですよね。
伊豆高原や下田には
よく今は亡き祖父母と一緒に
温泉に入りに行っていたのに
熱川は単なる通過地点扱いで
あったというこの悔しさよ。
ああ、一度、箱根かどこかに
遊びに行った時、祖父に
「年寄りとずっと一緒じゃ
お前も退屈だろ、どっか行って来い」
と気を使われ、よかれと思って
宿から追い出され、仕方ないので
一人寂しく熱川バナナワニ園を
さまよったことはありましたね。
というわけで今回は両親を従え
ワニ園を練り歩いてきました、
池のほとりで日向ぼっこする
ミシシッピワニの姿が
誰かを思い出させるな、と考えていたら
わが父(イメージ武将:石田三成)が
「あのワニのお腹、
お母さんのお腹に似ているねえ」
・・・あっ・・・
いえ、なんていうのかしら、
健康そうにむっちりしていたんです、
ミシシッピワニもうちの母も!
お母さん大丈夫、ミシシッピワニのお腹、
可愛かったか可愛くなかったかでいえば
絶対に可愛かったから!
しかし右手の怪我を理由に
ここのところ体を動かすことが出来なかった
母は母で色々と思うところがあったらしく
「これからお母さんがゴハンを食べる時、
『ミシシッピワニ、ミシシッピワニ』って
呟いて頂戴、食べ過ぎを防ぐために」
あら、前向き。
その後ワニ園の出口近くにあった
喫茶室で休憩しようということになりまして
メニューをじっと見ていたところ
「・・・お母さんはこの『フレンチトーストセット
(アイスクリームつき)』にしようかしら」
私と父は一瞬目配せをしあってから
「せーの、『ワニ、ワニ、ワニ』」
しかし私と父の優しい行為に
母は何故か憤りの色を見せ
「ちょっと!そんなの止めてちょうだい!」
「ええっ!ついさっき
お母さんがお願いしたことでしょ!」
「そうじゃないわよ、『ワニ』だったら
他の人にも意味が分かっちゃうでしょ!
なんかもっと他の言い方にして!」
・・・どうしろと。
話し合いの結果、新たなる暗号は
『ミシシッピ、ミシシッピ』になりました。
まあ『ワニ、ワニ』よりは
スパイ映画風で格好良くはあるような気も。
というわけで、熱川、
なかなか素敵な観光地でございました。
東京からの一泊旅行にお薦めです。
はい。
『熱川バナナワニ園』の文字をずらして
『ワナナバニ園』とか
『ワタ川ナババアニ園』とか
わざと言い間違えて遊んでいると
それが癖になって正式名称を
言えなくなるので気をつけましょう
さてワニ園にはマナティがいて
このたび50歳になったとのこと
それは本当にめでたいことだし
飼育員一同の努力の
成果だとはわかるのですが
・・・そうか、この子、40年以上ずっと
他の仲間の会うこともなく独り暮らしか、
この先ずっと死ぬまでそうか、と
ふと考えてしまうとこれは切ない
掲示板によると他のマナティとの
お見合いの計画も
以前はあったらしいのですが
うーん、そういうのってやっぱり
実現させるとなると色々難しいんですかね
ただ本当ここのマナティ氏は
のたのたゆらゆら
肩の力が抜けている感じで、
『孤独ゆえのさみしさの可能性』を
よく理解したうえで飼育員さんたちが
可能な限り心血を注いで
世話してあげているのだろうな、とも思う
何かしら、『可愛がられている動物』の
顔になっている気がする、このマナティ
ところでここのワニ、以前に比べて
数が少なくなっていません?
この間来たときはもっとこう
ところ構わずという感じに
ワニの上にワニが乗り
そのまた上にワニが乗り、みたいな
愉快な惨状を呈していた記憶なのですが
(飼育員さんに『ワニは可愛がると
死なないんです、死なないで
大きくなって増えるだけなんです』
とすごい説明を受けたような覚えも)
それともあれはカップルだらけのワニ園で
私が見たひがみ故の幻覚だったのかしら?
このたび出かけたワニ園には
妙に今風のかわいこちゃん系男子の集団や
女の子3人組や家族連れや
カップル以外の客層も多く存在しました
・・・でも妙齢女子おひとりさま、な方は
いらっしゃらなかった気がする・・・
ワニ好きの貴方もバナナ好きの貴方も
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八重洲ブックセンターに
徒歩で移動して
見事に迷子になったのは私です。
道を一つ見事に間違えてしまってですね、
というかですね、東京駅、
アータ面相変わりすぎですよ!
(世界よ、これが逆切れだ)
というわけでスコットランドに戻る直前に
私は両親と熱川温泉に行ってきました。
大型旅館・ホテル・土産物店が
何軒も閉鎖され
街全体の雰囲気が危うくなる中
負けてたまるかとばかりに
営業中の各宿泊施設が
気合を入れて接客に努めているのが
湯煙漂う散歩道を歩いていて
ひしひしと感じられるこの旅情。
いえ、これは嫌味ではなく。
さて我々は全客室から海を正面に
眺められることが売りの
某旅館に泊まったのですが
建物こそ新築ぴかぴか!とは
いかないものの、どこもかしこも
精一杯掃除しています感にあふれ、
何より接客がよく、
そしてまた料理も美味しかったです。
ひどく凝った豪勢なお皿が出た、
というわけではないのですが、
温かいものは温かく、
冷たいものは冷たく、
身のこなしのきびきびしたお姉さんが
てきぱきと配膳を整えてくれ、
なんかもう文句をつけるところがなかったです。
露天風呂で光合成に励んだあとは
靴下をはくことが不可能でした。
いやだって体もあたたかいし
お部屋もあたたかいし・・・お日様の力で!
素足で生活できるなんて経験、
もう何年振りかしら・・・
冷静に計算して5年半ぶりという答えに
思わず涙がにじんだ私です・・・
それにしても熱川、
私はこれまでここの温泉に
浸かったことがなかったんですよね。
伊豆高原や下田には
よく今は亡き祖父母と一緒に
温泉に入りに行っていたのに
熱川は単なる通過地点扱いで
あったというこの悔しさよ。
ああ、一度、箱根かどこかに
遊びに行った時、祖父に
「年寄りとずっと一緒じゃ
お前も退屈だろ、どっか行って来い」
と気を使われ、よかれと思って
宿から追い出され、仕方ないので
一人寂しく熱川バナナワニ園を
さまよったことはありましたね。
というわけで今回は両親を従え
ワニ園を練り歩いてきました、
池のほとりで日向ぼっこする
ミシシッピワニの姿が
誰かを思い出させるな、と考えていたら
わが父(イメージ武将:石田三成)が
「あのワニのお腹、
お母さんのお腹に似ているねえ」
・・・あっ・・・
いえ、なんていうのかしら、
健康そうにむっちりしていたんです、
ミシシッピワニもうちの母も!
お母さん大丈夫、ミシシッピワニのお腹、
可愛かったか可愛くなかったかでいえば
絶対に可愛かったから!
しかし右手の怪我を理由に
ここのところ体を動かすことが出来なかった
母は母で色々と思うところがあったらしく
「これからお母さんがゴハンを食べる時、
『ミシシッピワニ、ミシシッピワニ』って
呟いて頂戴、食べ過ぎを防ぐために」
あら、前向き。
その後ワニ園の出口近くにあった
喫茶室で休憩しようということになりまして
メニューをじっと見ていたところ
「・・・お母さんはこの『フレンチトーストセット
(アイスクリームつき)』にしようかしら」
私と父は一瞬目配せをしあってから
「せーの、『ワニ、ワニ、ワニ』」
しかし私と父の優しい行為に
母は何故か憤りの色を見せ
「ちょっと!そんなの止めてちょうだい!」
「ええっ!ついさっき
お母さんがお願いしたことでしょ!」
「そうじゃないわよ、『ワニ』だったら
他の人にも意味が分かっちゃうでしょ!
なんかもっと他の言い方にして!」
・・・どうしろと。
話し合いの結果、新たなる暗号は
『ミシシッピ、ミシシッピ』になりました。
まあ『ワニ、ワニ』よりは
スパイ映画風で格好良くはあるような気も。
というわけで、熱川、
なかなか素敵な観光地でございました。
東京からの一泊旅行にお薦めです。
はい。
『熱川バナナワニ園』の文字をずらして
『ワナナバニ園』とか
『ワタ川ナババアニ園』とか
わざと言い間違えて遊んでいると
それが癖になって正式名称を
言えなくなるので気をつけましょう
さてワニ園にはマナティがいて
このたび50歳になったとのこと
それは本当にめでたいことだし
飼育員一同の努力の
成果だとはわかるのですが
・・・そうか、この子、40年以上ずっと
他の仲間の会うこともなく独り暮らしか、
この先ずっと死ぬまでそうか、と
ふと考えてしまうとこれは切ない
掲示板によると他のマナティとの
お見合いの計画も
以前はあったらしいのですが
うーん、そういうのってやっぱり
実現させるとなると色々難しいんですかね
ただ本当ここのマナティ氏は
のたのたゆらゆら
肩の力が抜けている感じで、
『孤独ゆえのさみしさの可能性』を
よく理解したうえで飼育員さんたちが
可能な限り心血を注いで
世話してあげているのだろうな、とも思う
何かしら、『可愛がられている動物』の
顔になっている気がする、このマナティ
ところでここのワニ、以前に比べて
数が少なくなっていません?
この間来たときはもっとこう
ところ構わずという感じに
ワニの上にワニが乗り
そのまた上にワニが乗り、みたいな
愉快な惨状を呈していた記憶なのですが
(飼育員さんに『ワニは可愛がると
死なないんです、死なないで
大きくなって増えるだけなんです』
とすごい説明を受けたような覚えも)
それともあれはカップルだらけのワニ園で
私が見たひがみ故の幻覚だったのかしら?
このたび出かけたワニ園には
妙に今風のかわいこちゃん系男子の集団や
女の子3人組や家族連れや
カップル以外の客層も多く存在しました
・・・でも妙齢女子おひとりさま、な方は
いらっしゃらなかった気がする・・・
ワニ好きの貴方もバナナ好きの貴方も
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