姪のたまーら (1歳9か月)には
抱っこを拒否され続けている
可哀そうな伯母である私ですが
その点謙信 (甥っ子、4歳)は並より
脳の発達が早いものですから
(さりげない伯母馬鹿発露)、
「あーあ。たまーらちゃんは
Norizoちゃんに抱っこさせてくれないって。
哀しいなあ。謙信君もNorizoちゃんに
抱っこされるのはやっぱり嫌かい?」
このように下手に出られると
見事に罪悪感の虜になってしまうらしく
「僕はね!嫌じゃないよ!」
「本当?抱っこしてもいいの?」
「いいよ!」
では、お言葉に甘えて、と
抱きしめにかかる私の腕の中で
棒立ちになる4歳男児。
やっぱり私は伯母として
懐かれていないのかなあ。
さてそんな私には
もう一人甥っ子がいます。
実弟の息子、家康君 (3歳)。
久々に対面した
『スコットランドの伯父さんと伯母さん』に
ちゃんと頭を下げて挨拶はするものの
その後しばらく
怪訝そうな面持ちを崩さない逞しさ。
縮まらない距離感に焦れた私は
ここは大人の宣伝慰撫工作で行こうじゃないかと
すでにその時点で
私にある程度慣れてくれていた謙信君に
「謙信君!挨拶代わりにハグをしようぜ!」
「いいよー!」
と、まあ、家康君の前でこれでもかと
友好的かつ楽しげな抱擁を交わす謙信君と私。
それをじっと見ていた家康君の目に
「この大きな人間は危険じゃないのかも」
という考えが閃いたその瞬間を逃さずに
「じゃあ家康君!次は君とハグをしようぜ!」
私の誘い水に家康君はぱっと顔を輝かせると
「げー!」
と『酒焼けした』という形容が非常に似合う
幼子には珍しい低音の歓喜の声をあげつつ
凄まじい踏み切りによる加速のついた状態で
我が上半身に猛烈なアタック、
バランスを崩しかけた私の顎を
小さいが硬い拳で下から叩き上げ(つまり掌底)、
完全にノーガードになった私の喉仏を
その恐るべき握力を誇る手のひらでがっしと掴み
「ぐげー、げっげっげ!」
おい、弟、お前の子の息子は
グリーンベレーか何かに所属しているのか!
一連の動きに無駄と迷いがなさすぎるぞ!
いや、しかし、人間突然
喉仏をつかまれると
抵抗のしようがないものですね。
勉強になりました。
というか、あの一瞬、
私は涅槃を見た気がする・・・
たまーら、家康、謙信、
どの甥っ子も姪っ子も
非常に末楽しみである、と
まあそういう話でございました。
喉仏は急所といわれているので
分別のついた大人は
冗談でも叩いちゃ駄目、ゼッタイ
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