というわけで猫の話です。
夫(英国人)の実家に
この秋にやって来た縞猫嬢(前述 )。
クリスマスツリーによじ登ったり
あげくにもみの木を引き倒したりの
お転婆な所業が目立つ彼女は
意外なことにというか予想通りにというか
前々から飼われていた茶猫奥様 と
現在非常に折り合いが悪い。
室内ですれ違う時など
お互いこれでもかと憎しみに満ちた
唸り声を発し合っております。
この新入り縞猫嬢は
人間の膝の上に乗るのが好きらしく
私も気を抜いているとひょいと
膝上に上がり込まれてしまうのですが、
それを横目に睨む茶猫奥様の
あの侮蔑に満ちた眼差しの鋭さよ…!
ものすごくありがちな比喩で
申し訳ないのですが、
それなりに年を取ってはいても
長年の固定客を持つ
信頼と実績の当店ナンバーワンと、
入店したての新入り特有の
怖いもの知らずの馴れ馴れしさで
人気を獲得しつつある若手ホステス、
みたいなこの見事な対比。
ちなみに私はこういう場合
お客としてどうしても昔なじみのほうに
それなりの義理は
通しておきたいほうでございまして。
縞猫ガールが鼻にかかった甘え声で
「Norizoiさあーん、
アタシお尻が寒いいーん!
お膝に座らせてえーん!」
とすり寄って来ても、まずは
「いやいやでもまずは茶猫さんに
ちょっと優しくしてもらわないとね!」
と茶猫マダムを手招きしたい、という。
(そしてこれでもかの勢いで
茶猫夫人に爪を立てられる)
だって一度縞猫嬢が
わが膝上に乗ってしまうと
その日一日茶猫ママは私と
目を合わせてくれないんですもの・・・!
猫って繊細なんですね。
玄人の女性がお給仕をしてくれるという
高級酒場に通う殿方は
この無駄と知りつつの
心の葛藤を味わいたいものなのでしょうか
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