私が高校生くらいのときに

人間を『犬』『猫』に区分する

遊びが流行しました。


「あの子はワガママなところが

ちょっと猫だよね」とか

「真面目で頑張り屋だね、

そこが犬っぽいよさだよね」とか。


犬と猫なら断然猫が好き!

というわが夫(英国人)に

己の配偶者、つまり私のことを

犬か猫かに区分するならどっちだ?

と質問してみましたら、

予想通りというか案の定というか

「そりゃ君はどう考えても猫でしょ?


「そうかな」

「絶対そうですよ。性格もそうですけど、

体がものすごく柔らかいところとか

暖かい場所を好むところとか、

猫ですね、君は間違いなく大猫です」


「こら、大猫(Big Cat)ってあれだろ、

ライオンとか虎のことだろう」

「ライオンとか虎、格好いいじゃないですか。

うん、そうですね、猫はいいですよ、

間違っても他の動物のフンとか

舐めたり食べたりして喜んだりしなそうだし。

やはり犬よりも猫のほうが高等ですよね」


「ちなみに私の聞いた話ではな、

猫的人間は犬的人間と親交を結ぶと

末永くうまくいくということなんだ」

「・・・」

「我々の結婚生活はこれまでのところ

かなりうまくいっている気がするが、

どうかね、自分自身のことを

君は犬のようだと思うかね、

それとも猫のようだと思うかね」


私見ではありますが、

わが夫はかなり

犬的性質の強い人間です。


頭脳派だし忍耐強いし心が広いし

それでいてちゃんとアレだし。


「・・・僕は他人の排泄物を

舐めたり食べたりして

ありがたがったりはしませんよ」

「それはわかっている、大丈夫だ」


「僕・・・やっぱり冷静に考えて

ちょっと犬っぽいですかね・・・」

「まあ私はそれは

悪いことじゃないと思うぞ」


「つまり僕は

単純馬鹿ってことなんでしょうか」

靴を集めて喜んでいるのも

犬の性癖と考えれば納得だな」


ただ我々の場合、

私が猫で夫が犬なのは

ふたり一緒のときのみの話で、

私なんか基本的には犬的要素が

かなり強い人間な気もするんですよ。

前世は犬という説もありますし(前述 )。


ま、単なる遊びですから、これは。


「ねえ妻、じゃあ僕が犬だとすると、

君が将来犬を飼いたいというのは

今いる犬だけじゃ満足できない、と

そういう悲しい話なわけですか?」

「それはまた斬新な意見だ」


「君はつまり犬と一緒に

散歩をしたり昼寝をしたりしたいんでしょう?

僕、そういうの、全然嫌じゃないですよ!

もっと僕を散歩に誘ってくれていいし、

ブラッシングとかしてくれて構わないし、

それにほら、この犬は

お腹とか喉とか撫で放題ですよ!」

「いや、それはそうなんだが・・・」


「それとも君はこの犬に

何か不満でもあるんですか?」

「うーむ、基本的に不満はまったくないが、

ほら、君だって忙しいだろう。

週末とか夜は一緒に遊べるが、

平日の昼間は私も孤独じゃないか。

そういうときに足元に寝そべって

体温を分けてくれるような動物がいたら

楽しいだろうなあってそういう話なんだ」


「・・・でも、僕が忙しいのは

君に美味しいご飯を食べさせるために

毎日お金を稼ごうと

頑張っているためじゃないですか・・・!」


えっ?あれっ?

な、なんかごめん!


夫の心は繊細なのです。



仕事をしている私の足元に犬が寝そべって

鼻先を足に押し付けてくれたりするのが

私の夢の犬ライフなんですけど、どうですか

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