深夜の電話というのは嫌なものです。

それが間違い電話だったりしたら

本当に腹立たしいものです。

無言電話だったりした日には

怒りの持って行き場がないものです。


先日・・・かかってきましてね・・・


寝静まったアパート内に

響き渡るベルの音。


私はこういうとき、けっこう敏捷に

布団から飛び起きる人間です。


今回もベルの音に気づくと同時に

するりと毛布の下から這い出した私は

凍りつくような夜気にも負けず

居間に飛び込んで受話器を掴み

「ハロー!」

「・・・ガチャッ、ツー、ツー、ツー・・・」


おいおい、それはないでしょう!


よろめきながらベッドに戻ると

寝ぼけ眼のわが夫(英国人)が

「・・・間違い電話でしたか?」

「知らん、こっちがハローと言うなり

相手に電話を切られたよ」

「きっと街の酔っ払いが

タクシーでも呼ぼうとして

ダイアルを押し間違えたんですよ・・・

寝なおしましょう」


なお、このいたずら電話の犯人

翌日判明しました。


母でした。


「違うのよ!わざとじゃないの!」

「わざとだったら悪質すぎます」

「あのね、親戚の家に電話をかけようとして

登録してある短縮ボタンを押したのよ!

そしたらどうも呼び出し音が普通と違うじゃない?

あわてて表示を確認したらお母さんたら

間違えてスコットランドに電話しちゃってたのよ!

ごめんなさいね!でもほら、お母さんも

すぐに気づいて電話を切ったから!

ベルもほとんど鳴らなかったでしょ?」


母よ・・・7コールは鳴りましたよ・・・!


しかし間違いというのは誰にでもあるものです、

私も母をそこまで責めようとは思わない。

それでも時差というのは恐ろしいものです、

この間違い電話がかかってきたの、

英国時間で深夜3時20分だったんですぜ!


ちなみに年末ということで

例の『タックス・オフィス』あての間違い電話

最近もかなり頻繁に受けているわが家ですが、

根が親切な私は先日電話帳で

『タックス・オフィス』の正しい番号を確かめ

それを電話の横に書きとめておくことにしまして

(わが家の電話番号と

確かによく似た番号でした)。


「もしもし、あの!

担当のリンジーをお願いできます?

「もしもし、つかぬことをうかがいますが、

そちらはもしや『タックス・オフィス』に

お電話をおかけではありませんか?」

「・・・そうですけど?」

「ではこれは番号間違いです、

『タックス・オフィス』の正しい番号を

教えて差し上げます、

鉛筆のご用意はよろしいですか?」


年末助け合い運動、

スコットランドの空の下で一人実行中です。


皆様も電話をかけるときは

どうかお気をつけください

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