夫(英国人)の実家に遊びに行ったときに

忘れてはならない夫婦の仕事、

それが夫の植えた苗木の安否確認です。


夫の趣味の植林については

過去の記事(これ とかこれ とか)をご参照ください。



Scots Pine


このような


大きくなあれ


順調です


おかげさまで皆

かなり順調に背丈を伸ばしておりました。


一部は鹿に食べられちゃったんですけどね・・・

こればかりは運次第らしいです。


夫はこの冬休みにも

植林活動に従事するつもりらしく

「栽植予定地が崖の下にあるから

ちょっと覗いてくるね、君はここで待っていて」


木立のはずれで

ひとり時間を潰しておりましたら

視界の隅になにやらひらりと舞うものが。


どうも夫が崖下の点検を終えて

戻ってきた様子なのですが

何故かそこに腰を落としてしゃがみ込んで

キツネの真似をしているんです。


どう説明すればいいんでしょう、

手のひらで親指と中指・薬指を合わせ、

人差し指と小指を立てて

「きつねの顔」を作りますよね、

あれを両手でやって

枯れ草の上から覗かせているんです。

「・・・何をやっているんだ、

仕事が終わったんなら帰ろうぜ!」


呼びかけても返答なし。


だいたい本当に

どうして今ここでキツネの真似なの?

笑いのポイントがずれているんですけど!


少々立腹した私は

夫の伏せている茂みに足を向けながら

「なあ、どこがオチなんだ、それ!」


そして私が気がつきました、

夫が手で形作っていると思われたキツネの顔、

あれは顔じゃなくてだわ、

そうよ、耳が尖っているのよ

・・・うちの夫の耳は尖っていたか・・・?


いや、違う、あれは・・・


・・・あれは本物のキツネだ!


私がその真実に気づくのとほぼ同時に

向こうもこちらの存在に気がつきまして、
キツネは再びひらりと宙に舞うと

林の中に走りこんで行ったのでした。


・・・というか・・・

それこそいったい何故私は

キツネを夫と間違えたんだろうか・・・


もしかして化かされかけていたのだろうか・・・


呆然とその場に佇んでおりましたら

本物の夫がのこのこ崖を這い上がってきまして

「・・・お前は本当に私の夫か」

「・・・どういう意味ですか、それは」


わが夫は「キツネが人を化かす」という

日本では大変メジャーな俗説を

聞いたことがないらしいので、

今度時間のあるときに

古典名作落語『王子の狐』を

英訳披露してやりたいと思っております。


ちなみにキツネは

ウサギを捕って食べてくれるので

植林的見地からすると

「いい動物」なのだそうです。



だまし絵ではありません



ちょうどカメラを手にしていたので

キツネの写真を撮ったのですが

キツネ以上に自分も慌てていて

何がなんだかよくわからないショットに


写真中央、私に怯えて

腰が引けているキツネの姿が見えるでしょうか


というわけで

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ところで私は気づいてしまったのですが

もしかしてわが夫はトトロの新種なんでしょうか


1)森の中に住みたがっている


2)毛深い、髭もある


3)どんぐりを偏愛している


4)昼寝が好き


5)腹回りが丸く力持ち


・・・夫に言わせると

私はネコバスに似ているらしいです