昨年預金取り付け騒ぎを起こした

英国のノーザン・ロック銀行が

とうとう国有化されることが

先日発表されました。


これにより

ノーザン・ロックにお金を預けていた利用者は

その預金が政府によって

保護されることになります。

これにて一件落着かと思っていたら

なにやら一部の投資家が

政府に対し抗議しているそうです。


いわく

「預金者を保護するのと同じように

投資家も保護してもらいたい」。

ノーザン・ロックの株は現在

市場で取引が停止されているのですが、

国有化の話が本決まりとなると

その株価はゼロになってしまうらしい。

取引が停止された時点での株価は

一株あたり90ペンス、これを

「一株あたり4ポンドで買い取れ」

と投資家達は政府に対し主張中。

訴訟も辞さない構えだそうです。


このニュースをラジオで聴いていて

「一株あたり4ポンドというのは虫がよすぎるけれども、

投資家達の気持ちもわからないではないよね」

とぽろりと口にしましたら、隣にいた夫(英国人)が

「ななな何だってー?」


夫のあまりの驚愕振りにこちらも少々驚きながら

「えっだって誰だって

投資したお金が戻ってこないのは嫌でしょ?」

と申しましたら

「何を言っているの、

投資をしたお金が戻ってこないこともある、

それが市場の理論というものです!」


夫によりますと

「企業の経営が悪化して

破産したり国有化されたり、

そういう可能性は常にある。

それがリスク!

リスクあってこそのリターン

これが投資の大前提。

政府がノーザン・ロックの

預金者を救済するのは正しいが、

投資家を救済したら倫理が歪むわ!」


・・・あ・・・そういうものですか・・・


わが夫は日常生活においては

「困った人がそこにいたら

手を貸さずにはいられない」

性質の人間なのですが、

どうやら投資に対しての姿勢は

かなりシビア&クールである模様です。

金融経済って怖いですね。