先日 は 脂汁(ドリッピング)の話ばかりして

皆様の胸焼けを誘い

申し訳ありませんでした。

今日は肉汁(グレービー)の話です。

私は料理は素人ですので、

記述は細かな点で不正確かもしれませんが

そこはご容赦願います。

前回と同じく 鴨の丸焼き、

通称「かもまる」を作る手順に従い

説明をさせていただきます。


塩胡椒した鴨を耐熱皿に載せ

オーブンでロースト。

ローストダックが完成したら別皿にとり

耐熱皿の底に残った脂汁と肉汁が

分離するのをしばし待つ。

脂汁(これがドリッピング)が

上に浮かんできますので、それを取り除く。

耐熱皿の底に茶色い肉汁が残ります。


皿についた焦げと一緒に肉汁をお鍋に移す。

水を適量入れ全体の量を増やし、

小麦粉などでとろみをつける。

肉汁が薄い場合は

スープキューブなどを混ぜる。

これを加熱して

グレービーの出来上がり。

グレービーは

冷えていては美味しくないので、

食卓に出すぎりぎりまで熱し続ける。

これをメインのお肉にだけではなく、

付け合せの

イモだのニンジンだのキャベツだのにも、

とにかくお皿全体にかけまわし、

塩胡椒をして食事開始となるのです。

痩身を目的としたダイエットの観点からすると

「何故わざわざローストして落とした

余分な脂を摂取しなおすのか」。

このような疑問が出てくることと思います。

いくらある程度の脂を除けた汁とはいえ、ねえ。

味も結局

とろみのついたお肉の味」なわけで

別にグレービーなしに塩胡椒だけで

お肉も野菜も食べて問題ないではないか、と。

私も以前はそう思っていました・・・。

それがこの冬。

この冬期、私はグレービーの美味しさに

目覚めてしまったのです・・・。

多分、体が冬を越すための

何かを求めていたのだと思います・・・。

本能からくる目覚めでした・・・。

いや、だって実際

「お肉の味」って美味しいしですしね

(どうですこの主張の転換)。

温野菜の舌触りも

グレービーをかけることで向上しますし

(我ながらよくぬけぬけとこんなことを)。

私が革命期のロシアに生まれていたら

絶対に転向者として虐殺されていたろうな、

としみじみ思う春の日です。