前回前々回

続きです。

紅茶はある程度濃くいれるのが正解、と

私は長いこと思っていました。


聞いたことがありませんか、

「日本で出される紅茶は薄すぎ、

英国では茶葉をしっかり開かせ

濃くいれた紅茶を飲む。

それが正当」とか。

あと小説などによく出てくる描写で

「濃い紅茶にミルクを入れて」とか。

それが英国式の正道であるとばかりに。

生まれてこのかた英国人の夫、

紅茶のいれかたに そこまでこだわるならば、

当然紅茶の濃さも

相当なものを求めるのかと思いきや。

夫はきわめて薄い紅茶を好みます。

その薄さたるや、

たぶん何も知らない人が見たら

我が家が相当貧しいと心底同情なさるのではないかと。

あと、いわゆる「紅茶研究家」には

ものすごく軽蔑もしくは

嘲笑されるのではないかと。

夫の紅茶は

かすかに色のついたお湯」に限りなく近く、

それに牛乳を加えたものは

「元来顔色の悪い人が重い病にかかり

手当ての甲斐なく 危篤寸前」

のような色をしています。

それが美味しいのだそうです。

家ではひとつポットで紅茶をいれ、

私はそのままの濃さで飲み、

夫はそれを4倍くらいに

お湯で希釈して飲んでいます。

お店ではお茶の入ったポットのほかに

お湯の入ったポットをひとつ頼みます。

私はもちろん

紅茶をそのままの濃さで飲み、

それに対して

夫はカップにお湯を注ぎ

それに少し紅茶をたらしたものを

飲むわけです。

・・・傍から見る人に

虐待を疑われたらどうしよう、と

時に不安になる私は考えすぎでしょうか。

ちなみに夫は

紅茶だけでなくコーヒーも好き。

お気に入りのコーヒーショップは

スターバックスでもタリーズでもなく

ドトールコーヒーとのことです。