子ヤギが 生まれた! | イタリア フィレンツェ 田舎暮らしの12ヶ月

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動物たちに囲まれた
トスカーナの森の中 自然に寄り添った半自給自足
フィレンツェ 田舎暮らしの12ヶ月

新月の朝 子ヤギが生まれました!
新人お母さんは 昨年死産だったので
初めての子育て。



他のヤギ家族はどうか分かりませんが
gnamognamoのヤギ組は 
初めての出産や子育ては 
乳腺がつ詰りお乳が出ず 
イタタタと言われながらも
マッサージしてあげたり
子ヤギがお乳を探すのを痛がり逃げるのを
なだめて応援(優しくがんじがらめ😆)
羊水が(袋)ちゃんと排出出来たのか
小屋は綺麗か お水は汚れていないか
数時間置きに 見回りをしなければいけません。
というのも ヤギは本当にデリケートな動物で
病気にかかりやすく ちょっとした変化も
とても気を付けておかなければいけないのです。

耳先から脚までも 真っ黒な子ヤギ。
この子のおばあちゃんヤギは 真っ黒なのです。
新人母さん 茶色毛なのに遺伝ってすごい。



ブログを書いてなかった2022年
子ヤギが4頭生まれました。
1頭は死産。
そして生まれたこの子は 小さな小さな体で生まれました。
寒い時期だったので ブランケットで
ちゃんちゃんこを作り すくすく。
大人ヤギの真似をして 何でも口に入れたがり
低いながらもジャンプしたり お転婆娘。
見ていて本当に幸せで
心が温かい春の始まりだと思っていました。



ある朝突然 子ヤギは立てなくなりました。
原因は分かりません。
お乳を飲まなくなり 温かくしてあげたり
哺乳瓶で母さんのお乳を飲んでもらおうと
努力をしましたが
翌日そのままお空へ行ってしまいました。
原因もわからず悔しくて 涙が出ました。

そしてこの子も 小さく生まれました。
母さんヤギもすごく弱っていて 
立てずに横たわり もちろんお乳出ません。
ヤギも診てもらえる動物病院の先生に
電話をかけてアドバイスをもらったり
知り合いの牧場主に来てもらって診てもらい
羊飼い用の抗生物質を注射したり…



ヤギ母さんを温かく温かくして
神様でも天使でも妖精でも 誰か
私の祈りが聞こえる誰か 
どうか助けてください!って
いっぱいいっぱい祈りました。

子ヤギは 知り合いの牧場主さんから
子羊を育てている母さん羊のお乳を分けてもらい
ひと肌に いやヤギ肌に温めて
哺乳瓶で与えると それはそれは
もりもり飲んでくれて…
だけどね、お母さんの初乳には シエロといって
天然抗生物質のような体を守る成分があって
それが飲めず 別のお母さんのお乳では
力がつかず だんだんと弱っていきました。
その間 祈りが届いたのか 
注射の抗生物質が効いたのか(有力説)
ヤギ母さんはすっかり元気になりました。
ホッと安心したら 子ヤギのお世話。

この頃には寝たきりになった
子ヤギを温かい部屋に移動して
2時間置きにお乳をあげるときには 
ヤギ小屋に移動し
ヤギ母さんの近くで 少ししか出ない母さんのお乳を哺乳瓶に入れて 子ヤギに飲ませます。
ヤギ母さんがメェと鳴くと 
力なくも子ヤギがメェと応えるのです。
お尻を洗ってキレイに拭いて 
ベッドをきれいに取り替える。
そしてまたヤギ小屋でお乳の時間…。
そんな状況が1週間くらい続き
メェとも鳴かなくなり お乳も口を濡らす程度。
ある日 あぁこの子はお空へ行くんだなって 
思いが降りてきた朝があって
だったらヤギ母さんの側で行かせてあげよう
そう思って 小屋へ連れて行くと
子ヤギは力なく メェと1つ鳴き お乳をごくごくと少し飲んだのです。
そしてこの日子ヤギはお空へ行きました。
こうなることは知っていたけれど
私は子供みたいに 声を出して泣きました。

同じ頃 温めるのを放棄したニワトリ母さんから卵を引き継ぎ 2羽の雛が孵りました。
1羽は とてもか弱く孵ってまもなく
お空へ行きました。

もう1羽は 元気よく とても懐いて
ぴよぴよと大きな声でおしゃべりをし
手に乗るようになっていました。
このひよこの元気が 
子ヤギを3頭も亡くしてしまった私を
前向きに保ってくれました。



しかしある朝 突然 
突っ伏して動かなくなっているこの子を
見つけて どれくらいの時間そうしていたのか
声も出なく突っ立ってしまいました。

どうしてみんな死んでしまうのか
どうして私は何もできないのか
どうして どうして どうして!!

ひよこを亡くしてしまったからなのか
みんないなくなってしまった悲しさが
一気に押しかけてきたのか
怒りたくなるような自分の無力さになのか
わけも分からず また泣きました。

昨年は ほんとに辛い
泣いてばっかりの春でした。
ヤギの病気の本を買いました。
子ヤギは ちょっとしたことが原因で
突然亡くなることがあるそうです。
お友達に教えてもらったこの本。
表紙を見ただけで 泣きそうでした。



だけど 今のこのタイミングが
この本と出会うタイミングだったんだと思います。
この春生まれた 生まれてくる命が
安全でありますように…