政治の裏舞台で要人も訪れた待合で夜の政財界

場所・ 新潟県新潟市中央区本町9

電話・ 新潟市観光協会

創業・ 昭和初期(1926)〜

竣工・ 同上

構造・ 木造2~3階建て

最終訪問・ 2025.02 通り自体は何度も通過

★茶屋、待合「美や古」(現在は芸妓カフェが平日昼にある)

新潟市の中心商店街、古町地区の細い「東新道」の一角に、玄関前の松の木が目立つ木造の建物キラキラ
花街三業の一つ、茶屋(待合)として2006年10月末まで営業した「美や古」があります生ビール

「○○新道」という地名は花町に多い地名らしくここも例に漏れませんハート



「小窓がぼこっと出っ張っていたりと、外観を眺めていると異世界に入った気分になる」と魅力を語る「新潟まち遺産の会」の大倉代表おじいちゃん

西堀通りへ続く路地が風情ある 


待合」とは、座敷を貸すが本格的な料理は作らない店という意味乙女のトキメキ
大切な会合や芸妓との飲食などに使われた邸内は、客同士が鉢合わせにならないような工夫が随所にびっくり

 

 

6つあるそれぞれの部屋にトイレがあり、廊下には仕切りドアもびっくり
ある戸を開ければ、隠し階段ともいえる段差もあるそうです乙女のトキメキ
からくり屋敷のよう」と評される建物は、昭和初期の建築と見られていますキラキラ

 

「東新道」と書かれた道標 

 


バブル期までは多くの芸妓が出入りし、三味線の音が響き華やかだったといいます(福井県の重伝建、小浜市の「三丁町の茶屋街」とも雰囲気が近いかも)キラキラ
やはりバブル期以前以後は日本という国が大きく変わったようですねダッシュ

 


 

バブル後しか知らない超就職氷河期の私の世代には想像もつかないほど景気の良い日本だったのか。。。(その代償を払わされている地獄世代)
 

半世紀近く仲居として働いていた現在80代の女性は「著名な方ともお話でき、つらいことよりも喜びの方が大きい」と振り返りますおばあちゃん

向かいの芸妓さんの練習場の建物の

 なぐり仕上げのような目隠し


元小学校長で古町花街を研究する中央区の80代の方は「昭和初期、古町界隈には20軒ぐらいの待合がありました。気に入った芸妓さんと飲食を共にできる待合は需要がありました」とし

 

数寄屋な意匠も素敵な向かいの建物 

 

「独特の建築様式である待合建築が、完全な形で残っているのはいま、美や古さんぐらい」と価値を語りますキラキラ

向かいの建物の欄間 


ただ、女将さんが1989年に亡くなり店を支えた仲居3人も高齢化おばあちゃん
美や古の現在の代表で40代の方は「仲居は給仕をするだけでなく、いろんな人脈や世の中のことを知らないと務められない。代わりはきかない」と休業を決めました

 

(氷河期世代は「代わりはいくらでもいる」と言われるのが定番、じゃあ私がいなくてもいいよね、他の人がやるから、今の人材不足は何はてなマークたくさんの代わりいるよねはてなマーク人を部品扱いして育てず使い捨てるからこうなるよ、もう2度とあの地獄へは戻りたくない人は戻ってこない)えーん

 

現在はカフェがあるが内部は撮影禁止 芸妓の接客はなし 



「大和(新潟店・閉店)さんと同じでね、最後は残念がるお客さんも沢山いました」と事務を担当していた60代の女性おばあちゃん
もう花柳界が活気付く時代ではないけれど、もう一度あの輝きを見てみたい気がしますね」としみじみ語ったそうですえーん

 

日本がこれだけほとんどの方が貧乏になったら無理でしょうねえハートブレイク

(1番経済的に豊かなはずの中高年が氷河期で1番貧乏で、バブル以前の豊かな時代を生きた65歳以上が日本の富の70%を保有しているようでは)

 

せっかく行ったのに画像なしーショボーン 部屋は1階のみ使用可



現在は全6部屋あり、休業中とはいえ定期的に掃除は行い、清潔に保たれているそうですキラキラ
大事にされている辺りが安心できますねチョコがけハート

 

同じ通りにある王者 料亭「鍋茶屋」 

 

 

この建物の周りは夜の街になっており場末感が漂いますタラー
同じ通りには
現役の一流料亭「鍋茶屋」もあり、やはりここは料亭の多い道のようですナイフとフォーク

                 *

★料亭「
有明」(廃業)

場所・ 新潟県新潟市中央区古町通9−1463

電話・ 025−222−3021 Pなし

創業・竣工・ 明治40年

構造・ 木造2階建て 80席(席6卓、個6室)

営業・ 17〜22時 昼は予約で営業 

予算・ 客単価12000円 無理〜高すぎ〜 *当時の御値段 

最終訪問・ 2014.10 外観のみ 

「有明」は「美や古」の右隣にありますキラキラ
創業時から続く建物や内装が風情を感じさせますハート
屋号の由来は初代が有明の月を背に魚市場から戻ることから来ているそううお座

 

外観 こんな旅館に泊まりたい 

 

日本海で捕れた魚介類の鮮度に重きを置くのが信条で、手ごろな価格で楽しめるスタンド割烹も隣接キラキラ
名物料理も多いです二重丸
ここも芸妓さんを呼べる昔ながらの花街の料亭ですお母さん

 

街にはふるまち花街と書かれた提灯が並ぶ 



HPで見る分では特に12、11番の部屋が風情のある凝った造りをしていますラブ
それ以外の小部屋は簡素な意匠ですが、全室違う造りで大広間は44畳ありますルンルン

 

奥に長い造りのようで表からは想像もつかない広さのようですキラキラ
ここも当時からの建物なので、どうにか中に入ってみたいなあダッシュ

                   *


★料亭「かき正」 離れの方

場所・ 新潟県新潟市中央区東掘通9−1407

電話・ 025−222−8291 Pなし

創業・竣工・ 昭和初期(1930くらい)

構造・ 木造3階建て 150席(個10室)

営業・ 11時30分〜23時 (日)休み 

予算・ 客単価 10000円 無理〜高すぎ〜 当時です

人物・ 高浜虚子、中田みずほ、高野素十

最終訪問・ 2014.10 外観のみ 

創業から約100年、かつて多くの著名人が訪れた歴史ある料亭キラキラ
高浜虚子、中田みずほ、高野素十らが残した俳句や俳画などが現在も飾られていますチョコがけハート

 

裏側 

 

店名の由来となった広島産の牡蠣や、下関のふぐなどの会席料理が楽しめますチョコがけハート
これは大きな看板で宣伝していますキラキラ
本館と離れの2つの造りからなりますチョキ

 

付近の風情ある路地 



「かき正」は木造3階建ての大きな建物が目立ちますが、3階は付けたし感があり安っぽいかもアセアセ
裏側に回ると生活感丸出しで表にだけお金をかけてる感がダッシュ

 

離れの方は3階建て 上に増築した感あり 

 

現在でも使用しているのは素晴らしいと思いますキラキラ
当時からの建物が残るので、どうにかチャンスを作って中に入ってみたいなあラブ

 

付近の路地 

 

HPで見る分には改装されてきれいなので、そこまで鄙びてないみたいですが、芸妓さんも来るので気になるなあキラキラ

                    *
「初田中」 「しなの」



そもそも私がこういう料亭や芸妓さんに興味がある背景というのは、私が子供の頃に育った地域が、周りに割烹や料亭が住宅街の中に点在している地域だったからだと思いますびっくり

幼馴染の友人の家も割烹を営んでいたので、毎日、割烹の家で遊んでいましたナイフとフォーク

 

新潟県はもしかしたら全国的にも料亭や割烹が人口のわりに多い地域かも知れませんキラキラ

明治時代から北前船で栄え、食材が抜群においしい県なので、自然と料亭が増えますよねピンクハート

 

私の育った地域では日常的に芸妓さんを見かけ、家の目の前がミシュラン★獲得の割烹料亭だったこともあり、毎日、そのお店の前で遊んでいましたウインク

 

母親が芸妓さんの友人も近所にいましたしお母さん

その中に入ってお料理をいただいたのは法事の2回ほどしかありませんが、いつも夜になるとカラオケが宴会場から聞こえていました(部屋からも見える)ダッシュ

 

そういったことがはやった時代というのは、やはりバブル全盛期お札

現在では、かつての地域で1番大きかった料亭が老人施設に変わったところに時代を感じます魂

田舎の町ですが、やはりバブルというのは雪国の田舎町の隅々にまで富をもたらしていたことを感じますアセアセ

                    *

★新潟花街の木造老舗料亭「
大丸

場所・ 新潟県新潟市中央区古町通9番町1482

電話・ 025−222−8153

創業・ 明治18年

竣工・ 大正時代(1912〜1925)

構造・ 木造2階建て 22席(カ6、座2卓、個室1) 

営業・ 17〜22時30分 土日祝休み

メニュー・ 地魚刺身盛り合わせ 2900円〜
 
 ズワイ蟹のコキール 1300円〜 熱つ厚つ玉子焼き 800円 

 会席料理 8000円〜 予算 7000円〜 *すべて当時の御値段    
 
最終訪問・ 2015.01 外観のみ 

古町通り9番町の花街に位置し、天然魚介の刺身をはじめとする純日本料理を提供します日本
季節の素材で作る会席料理は8000円から(当時)札束

 


 

御座敷に芸妓さんを呼べるというのも、名店ぶりを物語っていますキラキラ
店内には有名作家の絵や北大路魯山人の陶器などを展示している格調高い空間ですハート

 

周辺のお店 「味処 いづも」 



料亭・芸妓・日本料理好きの方にもオススメです(^^♪

                    *

★新潟花街の蔵を改装したBAR「
ふじ村

場所・ 新潟県新潟市中央区古町通9番町1476

電話・ 025−224−7850

竣工・ 明治20年

構造・ 土蔵造り

最終訪問・ 2015.01 外観のみ 

 



                    *

★かつては置屋だった料亭「すず家

場所・ 新潟県新潟市中央区西堀前通9番町1540

電話・ 025−223−6318

竣工・ 昭和初期

構造・ 木造2階建て

営業・ [月〜土]17〜0時30分 (日、祝)休み

    [金・祝前日]17〜1時30分

予算・ 4000円〜 *当時の御値段 

最終訪問・ 2015.01 外観のみ

 



ここは中を見てみたいのですが、かなり活気のある様子が外にまで聞こえていて、そういう場所が苦手なので入れず、、、


                   *


★「金辰

新潟花街の現役木造料亭

場所・ 新潟県新潟市中央区西堀通9番町1535

電話・ 025−222−4808

竣工・ 大正〜昭和初期??

構造・ 木造2階建て 30名まで

営業・ 11時30分〜15時 17〜22時 

休日・ 日曜・祝日(要相談)

予算・ 夜 コース 6000円〜 飲み物別

    昼 3000円、夜 8000円

    祝事・法事・夜会席 8500円〜 *すべて当時の御値段

最終訪問・ 2015.01 外観のみ 

西堀通り9番町の花街に位置し、日本料理の基本を守りながらも、「新しい食材と新しい感覚」にこだわった料理の数々を提供し、数多くのファンをうならせて来ましたキラキラ

 


 

夜(要予約)は新潟ならではの素材を使用した会席料理が味わえるほか、古町芸妓の舞も楽しめますお母さん

 



割烹・花街・木造料亭好きの方にもオススメです(^^♪

                   *
    
★「
三業会館

新潟花街の総本山で芸妓さんの踊りも披露

場所・ 新潟県新潟市中央区西堀通9番町1538

電話・ 025−222−2237

利用時間・ 9〜17時

竣工・ 昭和中期 1964年

構造・ 鉄筋コンクリート3階建て

最終訪問・ 2015.01 外観のみ 

 

 

三業会館の「三業」とは花街にまつわる3つの職業のことで、待合・料理屋・芸妓のことだそうですウインク

この会館では、イベントで定期的に芸妓さんの舞が披露されますお母さん

 

西堀通りの付近の昭和レトロなタイル装飾のビル 

 

 


                   *  

このように新潟市内には歴史のある一流料亭がけっこう多いですチョコがけハート
これは
新潟港が江戸〜明治時代にかけて北前船でかなり栄えたこと、明治時代は新潟県は人口が日本一で米の搬出港として新潟港が日本有数の港だったことと関係があると思いますキラキラ

 

昭和レトロなタイルビルも残る 


 

そこに花開いた花町文化チョコがけハート
明治時代は開港5港に数えられましたが、現在は他の函館・横浜・神戸・長崎は知られていても、あと1つはどこはてなマークと思われている模様、、、

 

「寿々むら」 

 

花街も活気づき、東京の新橋・京都の祇園と肩を並べるほどの存在でしたが、現在は県外の方は知らないですよね(県内でも知らないかも)えーん

花街文化に興味のある方はぜひ新潟市に来てみてね!

花街・料亭・建築好きの方にオススメです(^^♪