すごい形相で走っていったボスを見かけた後、
私も用事を終えて帰ってみると、
ボス、スネ夫、ジャイアンの3人は、
基地に壁をつけるとか、屋根をつけると言いながら、
さらに板を打ち付けていましたが、
さすがに子ども達だけで
木の上の基地に壁をつけるのは難しかったらしく、
その日はそのままあきらめて帰って行きました。
しかし、彼らが帰った後の木の下には、
大量のくぎが散乱し、
のこぎりやトンカチもその辺に投げたままでした。
その後も、毎日のように来ては、
基地作りに夢中になるのですが、
そのたびに道具を出しっぱなしにして帰ります。
何日か経つと、
はじめの礼儀正しさは消え、
「ちゃんと片付けて帰りなさい!」
と言っても、言うことを全く聞かなくなりました。
おまけに、コンクリートブロックまで
ノコギリで切ろうとしたり、めちゃくちゃでした。
あまりにも道具を大事にしないので、
旦那と二人で相談し、
子ども達がここで遊ぶルールを決めました。
~子どもの遊び場~
ここは、こどもが自由に遊べる遊び場です。
でも、ルールがあります。
○ここでは、(おばあちゃんをのぞく)大人やお兄ちゃんが居るときだけ遊べます。
○大工道具は、大人に、「貸して下さい」と言ってから借りて下さい。
○使い終わった道具は片付けましょう。
○道路では遊ばないように。

もともと近所の子達も、大工道具で剣を作ったり、
好きな物を作って遊んでいたのですが、
近所の子達は、言えばちゃんと分かってくれて、
帰る前にはお片付けをしてくれます。

しかし、悪ガキ3人組は、
それでも全く片付けようとはしませんでした。
いつも最後まで遊んで、
帰る時間ぎりぎりに、
じゃあ!と言って走って帰ってしまうのです。
おまけに、大人がいないときでも、
勝手に物置から大工道具を出して使うので、
彼らがどうやったら片付けをしてくれるか、考えました。
そんなある日、
やっぱりその日も大工道具を出しっぱなしにして、
くぎも散乱させたまま帰った悪ガキ3人組。
翌日、玄関に出してあるお約束ボードに張り紙をしました。
『いつも大工道具を出しっぱなしにしたまま帰るので、
お父さんがすご~く怒っています。しばらく大工道具は使えません。』
その日やって来た近所の子ども達は口々に、
「おれ、片付けたよ」
「おれ片付けた後に、あいつら使ってたよ。」
と言います。そこへやってきた悪ガキ達。
張り紙を見て立ち尽くす悪ガキ達。
「・・・・」
「いっつも出しっぱなにしてるから、
お父さんがものすご~く怒って、
大工道具貸すな!って言ってたんだよ。
最低でも一週間は使えないよ。
反省しなければ、もっと使えないし。」
そう言うと、
「別に大工道具なくてもいいもんね!」
と言いながら、でも、
その日以降、
彼らはほんの数日間は
おとなしく遊んでいたのでした・・・。