災害が起きた時、人には災害対策本部があります。では、動物の災害対策本部はどこにあるの?

 

竜之介動物医療センタービルには、竜之介動物病院、九州動物学院、R-Oneがあります。2016年の熊本地震では、ここにペット同伴避難所を開設しました。その後、大西一史熊本市長にも現場を見ていただき、2021年5月26日には熊本市と九州動物学院が「災害時のペット同伴避難所に関する協定」を正式に締結しています。熊本市も現在、九州動物学院を「ペット同伴避難場所」として位置づけています。 

でも災害時、市民が一番困るのは、「どこに聞けばいいのかわからない」ということです。

犬猫なら愛護センター?
避難所なら防災課?
家畜なら畜産課?
保健所?県?市?獣医師会?

同じ「動物」なのに、担当がバラバラなんです。

 

だから私は、災害時だけでも九州動物学院を中心に、「熊本県災害動物情報センター」のような一本の入口が必要だと思っています。

「犬猫ですか?」
「家畜ですか?」
「迷子ですか?」
「治療ですか?」
「避難場所ですか?」

まずここで受けて、必要な行政や関係機関につなぐ。困っている人に、「うちの担当ではありません」ではなく、「わかりました。こちらでつなぎます」と言える仕組みを作りたい。人間には災害対策本部がある。だったら、動物にも、災害対策本部があっていい。私はそう思います

ふと空を見上げると、いつの間にか秋の雲。日も少しずつ短くなって、「あぁ、夏も終わるんだなぁ」と感じるよね。

 

犬たちにとっても、これからは待ちに待った快適お散歩シーズン。

私たち人間はカレンダーやiPhoneで季節を知るけれど、動物たちは空や風の匂い、日の長さで季節を感じています。たまにはスマホをしまって、五感で季節を感じてみるのもいい。

 

秋は、ペットと外へ出るには最高の季節。短くなる夕暮れを、一緒にゆっくり楽しもうよ。 🐕🍂

「この子、何の病気ですか?」

大型連休になると、365日診療の竜之介動物病院は、救急外来、緊急入院、ペットホテルが一気に増えます。かかりつけの病院がお休みで、そんな時に限って具合が悪くなるんだよね。そして救急外来で来られて、次のようなやりとりが‥

「何の病気ですか?」

「よく分かりません」
「飲んでいる薬は?」
「白い薬です」

これでは、ちょっと困る(笑)。病名や薬が分かるだけで、治療の方向が早く決まることがあります。逆に分からなければ、必要以上に検査をしなければならないこともある。

 

人間なら、マイナ保険証などを通して薬剤情報などを確認できる仕組みがあります。でも、ペットにはありません。だから、ペットの「マイナカード」は飼主なんです。

大型連休のときに、ぜひ確認してください。

  • 薬は足りていますか?
  • 今飲んでいる薬の名前を知っていますか?
  • 今までの病気や手術=「既往歴」を記録していますか?
  • 薬の袋やお薬手帳をスマホで撮ってありますか?

難しいことじゃありません。ペット手帳を一冊作るだけでもいい。

私たちは大型連休中も緊急対応します。でも、その時に一番頼りになる医療情報を持っているのは、獣医師ではなく、毎日その子を見ている飼主です。「うちの子のことは、私が一番知っている。」それが、いざという時に命を守る力になります。

シルバーウィークだぁ!今日からペットホテルに、犬猫が続々とやってくる。その時によく見る光景があります。「ごめんねぇ〜、すぐ迎えに来るからねぇ〜」飼主が申し訳なさそうに、何度も何度もなでている。でもね、私はいつも思う、そんなに謝らなくてもいいのに‥。飼主はボスであり、リーダーです。ペットは大切な家族だけど、家の主導権まで渡しちゃだめよ。

「この子、私と離れたことがないんです」「よそに泊まるなんて絶対無理です」そう思っているでしょ?、でも実際は預かって飼主がいなくなると意外とケロッとしてる。もちろん最初は緊張する。神経質な子もいる。でも何度か経験すると、少しずつ慣れて、スタッフと遊んだり、ご飯を食べたり、ちゃんと自分の居場所を作れるようになるだよ。

これって、すごい成長だと思うよ。飼主と離れても大丈夫。知らない場所でも過ごせる。知らない人とも仲良くできる。それも、その子が幸せに生きていくための力なんだ。

だからペットホテルに預ける時は、「ごめんねぇ」ではなく、「行ってこい。楽しんでこい!」くらいでちょうどいい(笑)。「可愛い子には旅をさせろ!」このことわざは犬や猫にも当てはまるよ。

車の中に犬猫がいっぱい!

9月生まれのスタッフに、誕生日プレゼントで動物柄のサンシェードを贈りました。駐車場にこんな車が並ぶと、なんだか賑やかで楽しい(笑)

……でも、よく考えたら私はいつも、「暑い日に犬猫を車の中に置かないで!」と言っている獣医師。なのに病院の駐車場には、炎天下の車内に犬猫がいっぱいおるじゃないか!(笑)

もちろん全部サンシェードです。本物の犬猫は、絶対に車内に置かないでくださいね!