片付けは、

 

「心地よい暮らし」を

 

目指すことから

 

始まるのではありません。

 

 

探し物をする。

 

戻すのが面倒。

 

床のモノが気になる。

 

 

そんな毎日の困りごとから、

 

「どうして、そうなっているんだろう?」

 

と原因を見つけていく。

 

 

なぜ今まで片付かなかったのかを

 

一緒に見つけ、


その方にできる方法を考えていく。

 

そんな片付けをお伝えしている、

 

整理収納コンサルタントの須藤昌子です。

 

 

 

「入らないから、ここに置こう」その繰り返しで一部屋が物置に

 

お子さんが自立され、

 

空いたお部屋が

 

物置になってしまった。

 

 

そんなお悩みで、

 

レッスンに参加された浩子さん。

 

 

もともとは

 

お子さんが使っていたお部屋ですが、

 

いつの間にか、

 

いろいろなモノが置かれるようになり、

 

今ではすっかり物置のような状態に。

 

 

 

「この部屋を何とかしたいんです」

 

とのことでした。

 

 

そこで、まずは

 

お部屋に置かれているモノを

 

一つずつ確認していくことにしました。

 

 

 なぜ、この部屋に置くようになったのでしょう?

 

お部屋には、トイレットペーパーや

 

洗剤など、

 

普段の暮らしで

 

使うモノも置かれていました。

 

 

 

そこで、

「それは、どうして

 

ここにあるんですか?」

 

とお聞きしました。

 

 

すると、

 

「トイレットペーパーは、

 

トイレにしまうんですけど、

 

入らないんです」

 

 

「洗剤も特売で安かったので

 

買ったんですけど、

 

キッチンに入らなくて」

 

とのこと。

 

 

どちらも、暮らしの中で

 

使うモノです。

 

 

だから、買っておいても

 

無駄にはならない。

 

 

収納に入らなければ、

 

空いている部屋に置いておけばいい。

 

 

そんなふうに考えていたのかもしれません。

 

 

でも、ここで少し

 

考えてみたいことがあります。

 

 

そもそも、どうして

 

収納に入らないほどの

 

量になったのでしょうか?

 

 

私は浩子さんに、

 

こうお聞きしました。

 

 

「どうして、そのお部屋が

 

モノを置く部屋になったと思いますか?」

 

 

すると、

 

 

「もともと置き場所があるのに、

 

その収納場所に

 

置ける量を上回って

 

買ってしまったからですね」

 

とおっしゃいました。

 

 

そうなんです。

 

 

トイレットペーパーにも

 

洗剤にも、

 

もともと収納する場所は

 

あったんです。

 

 

でも、そこに

 

収まる量を超えて買ってしまった。

 

 

 

その結果、

 

別の場所に置くことになり、

 

それが少しずつ増えて、

 

一部屋を使うことになっていたのです。

 

 

そこで、

 

 

「では、これから

 

どうしたらいいでしょうか?」

 

とお聞きすると、

 

 

「収納に入る量を意識することですね」

 

というお返事でした。

 

 

浩子さんご自身が、

 

これから同じことを

 

繰り返さないために、

 

何を変えればいいのかに

 

気づかれたのです。

 

 

 

 「使うモノだから、ここに置いておこう」の落とし穴

トイレットペーパーも洗剤も、

 

いずれ使うモノです。

 

 

だから、持っていても

 

困らないと思いやすいもの。

 

 

でも、本当に

 

困っていなかったのでしょうか?

 

 

 

実際には、それらのモノが

 

収納に収まりきらず、

 

別のお部屋を使うことに

 

なっていました。

 

 

そして、いつの間にか、

 

その部屋を何とかしたい

 

と悩むようになっていたのです。

 

 

 

「使うモノだから、

 

ここに置いておけばいいよね」

 

 

一つひとつは、

 

それほど大きな問題に

 

感じなかったのかもしれません。

 

 

でも、その判断を

 

繰り返したことで、

 

使えるはずの一部屋が

 

モノでいっぱいになってしまった。

 

 

ここで大切なのは、

 

今あるモノを

 

減らすことだけではありません。

 

 

 

なぜ、そこにモノが

 

増えてしまったのかを

 

知ることです。

 

 

今回お部屋をきれいに

 

片付けたとしても、

 

今までと同じように

 

収納に入りきらない量を

 

買い続けていたら、

 

また同じ状態になってしまう

 

かもしれません。

 

 

だからこそ、

 

私はレッスンで、

 

今あるモノをどうするかだけでなく、

 

これから同じことで

 

困らないためには

 

何を変えたらいいのか、

 

そこまで考えていただくことを

 

大切にしています。

 

 

 

 「入らない」と思っていた場所にも、入ることがある

image

そして、お部屋を

 

見直していく中で、

 

もう一つ気になるモノが

 

見つかりました。

 

 

工具です。

 

 

浩子さんは、

 

 

「これ、よく使っているんです。

 

でも、どこにあるか分からなくて

 

探していました」

 

とおっしゃいました。

 

 

そこで、

 

「よく使うのであれば、

 

取り出しやすい場所に

 

収納しましょうか?」

 

とお聞きすると、

 

 

「でも、入るスペースが

 

ないんです」

 

 

とのこと。

 

 

ここでも、また

 

「入らない」という言葉が

 

出てきました。

 

 

でも、先ほどの

 

トイレットペーパーや

 

洗剤とは、少し事情が違います。

 

 

そこで、工具を収納したい場所の中を

 

確認してみることにしました。

 

 

すると、意外にも、

 

今は必要のないモノが

 

たくさん入っていたのです。

 

 

それらを見直して減らし、

 

収納の仕方を変えてみると、

 

入らないと思っていた工具を

 

収めることができました。

 

 

「入らない」と思っていたのは、

 

収納する場所がなかったからではなく、

 

そこに別のモノが

 

入っていたからだったのです。

 

収納がいっぱいになっていると、

 

「もう入らない」

 

「別の場所に置くしかない」

 

と思ってしまうことがあります。

 

 

 

でも、その中に入っているモノは、

 

今もそこで使いやすく

 

収納しておく必要が

 

あるのでしょうか?

 

 

そこを見直してみると、

 

今までとは違う

 

収納の仕方が見つかることもあるんです。

 

 

 物置だった部屋が、編み物を楽しむ部屋に

そして、今回のレッスンには、

 

もう一つうれしい変化がありました。

 

 

片付けが進むにつれて、

 

浩子さんがこんなお話を

 

されるようになったのです。

 

 

「この部屋を、

 

自分がゆっくり過ごせる部屋に

 

したいんです」

 

 

最初は、モノでいっぱいになった部屋を

 

何とかしたい、

 

というご相談でした。

 

 

でも、少しずつモノが減り、

 

部屋が使えるようになってくると、

 

今度はその場所で

 

何をしたいのかを

 

考えられるようになったのです。

 

 

そして、最終的には

 

一人用の机と椅子を置き、

 

大好きな編み物を

 

ゆっくり楽しめるお部屋にすることができました。

 

 

今では、

 

そのお部屋で過ごすことを、

 

とても楽しそうに

 

お話しくださいます。

 

 

以前は、トイレットペーパーや

 

洗剤など、ほかの場所に

 

入りきらなかったモノを

 

置いていた部屋。

 

 

それが今では、

 

浩子さんが好きなことを

 

楽しむための部屋になったのです。

 

 

私は、ここにも

 

片付けの大切な意味がある

 

と思っています。

 

 

片付けることで、

 

単にモノが減ったり、

 

部屋がきれいになったり

 

するだけではありません。

 

 

今までモノを置くために

 

使っていた場所を、

 

自分がやりたいことのために

 

使えるようになる。

 

 

それも、片付けによって

 

得られる大きな変化では

 

ないでしょうか。

 

 片付けは、今までの持ち方や使い方を見直すこと

 

今回の浩子さんのお話には、

 

二つの「入らない」がありました。

 

 

一つは、収納に収まる量を

 

超えて買っていたこと。

 

 

もう一つは、必要なモノを

 

収納したい場所に、

 

今は必要のないモノが

 

入っていたこと。

 

 

同じ「入らない」という悩みでも、

 

原因は違っていたのです。

 

 

そして、その原因を知り、

 

持ち物の量や収納の仕方を

 

見直したことで、

 

物置になっていた一部屋を、

 

好きな編み物を楽しむ場所に

 

変えることができました。

 

 

片付けは、ただモノを減らしたり、

 

きれいに収納したりすることでは

 

ありません。

 

 

今までの持ち方や

 

使い方を見直して、

 

困っていることを解決することです。

 

 

そして、一度解決した悩みを、

 

また繰り返さないために

 

何を変えたらいいのか。

 

そこまで分かることが

 

大切だと思っています。

 

 

「ここに置いておけばいいよね」

 

「入らないから、仕方がない」

 

そんなふうに、

 

当たり前にしてきたことが、

 

実は今の困りごとを

 

生んでいるかもしれません。

 

 

皆さんの家にも、

 

何となくモノを置くために

 

使っている場所はありませんか?

 

もし、その場所が

 

空いたら、何に使いたいでしょう。

 

 

そして、そのために今、

 

何を変える必要があるでしょうか。

 

片付けて、何を解決したいですか?

 

その答えが見つかると、

 

片付けは、

 

ただモノを減らすだけの作業では

 

なくなると思います✨


 

 

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