【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』
<あらすじ>
『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』
その言葉と共に、六甲山の高取神社で
「神様」という存在に、接続してもらった私。
前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さまの
子狐眷属の姿も確認できるようになり、
奇妙な共同生活(?)が始まっていた。
***
その言葉を渡された時「戦い」とは……
今は災害を抑える事も指すんだなと、私は感じた。
と同時に……
ずっと戦い続ける神を想った。
特に三嶋大社のコトシロヌシ神。
積羽八重事代主神。
私はこの三嶋大社には参拝した事がない。
なのに、もうずっと感じている。
海底活断層を抑えている、その存在。
菊「……………」
私は『コトシロヌシ』という物語の中で、
"事代主神" という大国主神の第一御子神は、
海底活断層を抑えている神だと考察した。
その最初の閃きが、この三嶋大社を調べた時にあった。
ちょうど1年前。
ある依頼を受けて、私は "建御名方神" を調べる事になった。
依頼をされた時にこう伝えられたのを覚えている。
コトシロヌシも重要人物になるからね。
菊「? コトシロヌシ?」
誰それ? と思った。
この時私は、まだ知らなかった。
コトシロヌシという神を。
私は知らない神を調べる時、画像検索する。
菊「ん? あれ? えべっさん??」
なんでえべっさん? と思った。
当時、えべっさんは私の中では、
西宮神社のえびす大神しかいなかった。
初期のえびす大神さま。
【菊と稲荷】の中でも、
私はえべっさんが大好きな神になっていた。
だからもう一柱のえべっさん。
コトシロヌシという名のえびす神に興味が出た。
"建御名方神" を調べるために読んだ一冊の本。
『諏訪の神』
これがビンゴで、全く知らなかった諏訪大社や
諏訪の神々のことを知る。
諏訪の神々は、ミシャグチ神という太古からの神と戦っている事を知ったある日のこと。
菊「……古代。地震。で、検索?」
突然いわゆる "ご神託" が降り、私はその二つの言葉で検索をかけた。
そこで手に入った言葉。
それが "白鳳地震"
又の名を「天武地震」
天武天皇が残した巨大地震の記録。
それは南海トラフ地震である可能性が高く、
地震記録として残ると同時に、初の津波の記録としても残されたものだった。
菊「……南海トラフレベルの津波……」
白鳳地震は684年。
古事記の完成は712年。
その始まりは、
天武天皇が、稗田阿礼に覚えさせたのが681年からで、
編成には30年以上が掛かっていた。
菊「古事記を編成している間に、白鳳地震が起こったんだ……」
大災害のエネルギーを、抗えない太古の神としていた人々は、
「古事記」の中で、国津神の王である
大国主神の息子たちに「役目」を与えたのではないだろうか。
第二御子神である "建御名方神" には、
大地における最も大きな活断層地帯を抑える「役目」を。
そして第一御子神である "事代主神" には、
海底活断層を抑える「役目」を。
その「役目」を事実とするために、
「古事記」という記録の中に、ああいった短く情けない形で閉じ込めたのでは。
要するに、国津神の第一・第二御子神を
大震災を引き起こす太古の神に捧げたのではないだろうか。
小さな犠牲では、だめだった。
立派な犠牲が必要だった。
だから選ばれた。
大国主神という国津神の王の息子たち。
菊「元号一覧を見ると、なぜかこの辺の時期って、
元号さえ無いんだよね……」
白鳳地震。
それが起こる前から、既に震災は起こっていたのではないだろうか。
あまりにも不吉だからか、余裕というものがなかったからか。
元号さえない、空白の時代。
その中で起きている南海トラフ地震。
天武天皇は記録としてそれを残した上で、
その太古の "大震災を引き起こす神々" を鎮めるために、
「古事記」を編成する中で、二柱の御子神をそこに刻んだ。
"建御名方神" が、中央構造線とフォッサマグナという
活断層帯を抑えている神と知った時、
その兄神である "事代主神" が津波を引き起こす
海底活断層を抑える存在であるという事は、
私の中ではごくごく自然に生まれた考察だった。
《続く》
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開始時間:13:00〜14:00の一時間程度
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