【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』
<あらすじ>
『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』
その言葉と共に、六甲山の高取神社で
「神様」という存在に、接続してもらった私。
前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さまの
子狐眷属の姿も確認できるようになり、
奇妙な共同生活(?)が始まっていた。
***
続きです。これまでのお話。
美保神社の『青柴垣神事』を体験し、
日常生活に戻った私。
菊「……………」
子狐2「………」
子狐1「考えてるね」
西宮神社の本殿は『三連春日造り』という独特の建築様式で、
連なった屋根が美しいそのデザインの中に、四柱の神が鎮座している。
この画像は元旦すぐの初詣風景。
拝殿をくぐった参拝者たちの一番人気は、真ん中の第二殿。
同じく十日戎でも一番人気は不動の「真ん中の第二殿」なのである。
菊「………みんな知らんのよな(笑)」
お正月はともかく、十日戎の主役は何と言っても
えべっさん。✨
この「えべっさん」こと、えびす大神は真ん中にいらっしゃらない。
向かって右側。東端の第一殿に鎮座されている。
菊「っていうか、まずこの本殿に四柱の神様がいてはるなんて、
普通のライトな参拝者さんは知らないしね*」
ここにいるのは「えべっさん」
だから真ん中に行けば間違いない!
そうなるのは当然のことでして。
自然と「真ん中の第二殿」に参拝者は集まるのです。
しかし、たまにいらっしゃいます。
ツウな方!
向かって右の第一殿、あるいは左の第三殿前で、
わざわざ参拝をされている方を見ると、私まで嬉しくなります♪
子狐1「なんでえびす大神さまは右にいらっしゃるのかな?
ここはえびす神社の総本社なんだから、
最初から真ん中にいらっしゃればいいのに」
子狐2「ああ見えて、シャイでいらっしゃるのかな♡」
……確かに。
みんな多分、えべっさん目掛けてお参りに来ているはず。
なのに実際には、拝んでる場所よりずれた右端にいてはるという……。
菊「残念だよね、それって💧」
という事で、ご本神に問うてみることに。
菊「………という事なのですが、なぜですか?」
えびす大神(以下:え)「仕事しやすいから(笑)以上♪」
菊「? し、仕事???……どういう意味ですか?💧」
即答して頂いたものの、いまいち大雑把な答えすぎて「?」な私。
え「仕事は仕事。この端っこがベストポジション♪」
菊「??? どんなお仕事のベストポジションなんですか?
商売繁昌の?????」
え「………教えんやろ。簡単にベストポジション教えるか?
大仕事やから位置取りは大事やねん。
わざわざ移動してきてここに決ーめた!ってしてんから♪(笑)」
菊「…………?」
えびす大神はただニコニコしてそう答えた。
菊「………というわけなんです。めっちゃ気になるんです!
あんな風に言われたら!
でも笑ってはぐらかされてしまうんです……💧」
須佐之男大神(以下:須)「あー ハイハイ(笑)」
菊「なんなんですか? なんでえびす大神さまは
わざわざ端っこにいてはるんです?」
須「照れ屋さんなんじゃない?」
菊「え。」
須「人がいると仕事に集中できないとか(笑)」
菊「………」
‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥‥
絶対ないわ、それ。
だってえびす大神さまは
西宮の誇るスター神様✨ですもん……
須「解読してみ。お手並み拝見♪(笑)」
菊「…………💧」
須「♪」
菊「……もう(ボソッ)」
須「もう?」
菊「もう出番なくそかな。
須佐之男大神さまの」
須「おい💧」
菊(ちらっ)
須「…………」
菊「…………」
須「………ヒントを授ける(焦)」
菊「須佐之男大神さま、大好きです✨」
須「えびすの格好。そこからの仕事。以上だな」
菊「?」
えびす大神さまの格好???
菊「………釣り? ですか?……」
須「お前、時間いいの? "獅子舞" 今日からちゃうん」
菊「あ。そう! 今からです!!
遅れるわ。行ってきます!!!!!
ヒントありがとうございます!!✨」
一礼してバタバタと拝殿を後に、獅子舞稽古に向かった。
菊「……"釣り" のベストポジション???」
言葉の意味としてはスムーズだけど……
菊「???」
えびす大神さま……
鯛釣り漁業でもしてはるんかな💧
菊「ないない。笑」
などと一人ボケ一人ツッコミをしつつ、その日は拝殿を後にした。。
《続く》
現在、本殿にて清め祓いして頂いたカードを社務所にて頂けます。



















