⛩【菊と稲荷】「縁」の温度。 | 神仏広告代理店

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【菊と稲荷】

【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』
 
 

<あらすじ>

 

『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』

 

その言葉と共に、六甲山の高取神社で

 

「神様」という存在に、前よりも強く接続してもらった私。

 

 

前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さまの

 

子狐眷属の姿も確認できるようになり、

 

奇妙な共同生活(?)が始まっていた。

 

 

そしてその子狐眷属の故郷、

 

高野山の清高稲荷大明神にお参りに行った際に

 

「お祭りをしてほしい」と無茶ぶりをされた私だが……

 

 

 

***

 

 

 

秋空の下の西宮神社。

 

 

 

子どもの頃からここにお参りに来ているけど、

 

ここに来てまた新しいカタチでお世話になっていて。

 

 

 

神様の手の届く場所にいる氏子のありがたみを感じています。

 

 

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最近、どん! とBlogへのアクセスも増え、

 

新しいご縁が増えてきました(嬉しい♡)

 

 

ということで、その報告とお礼参りで、

 

大己貴命さまの祀られる大国主西神社に。

 

 

 

子狐2「ママー! 遅いよ!」
 
菊「わ。早ッ……💧 もう拝殿に!!」
 

 

 

 

えびすの森の葉の色も濃く落ち着いて、季節の変化を感じます。

 

菊「ほんと、影に入るとひんやりする。もう10月も後半になったもんね。早いわー」

 

 

 

まったり大己貴命さまとお話できたらいいなあ……と思っていたら、

 

遠くから他の参拝者さんがこのエリアに近づいてきはったので、

 

コソコソっと拝殿の右側に入り、本殿のそばに移動した。

 

 

 

 

光に溢れている大己貴命さまの本殿。

 

小さなお社だけど、

 

本当に別荘のように森の中に佇んでいて清々しく凛とされている。

 

 

 

菊「大己貴命さま、最近、新しい縁がたくさん結ばれました。

 

このご縁を大切にしていきます。ありがとうございます」

 

 

大己貴命(以下:大)「……それは良かった。大切にしなさい」

 

 

 

 

緑の森の光をバックにして、今日も因幡の白兎を抱いた大己貴命が現れた。

 

 

大「その縁は温かいか……?」

 

 

菊「温かい? ご縁がですか? 

 

思わず笑ってしまったり嬉し泣きしたりのご縁なので、温かいと思います」

 

 

 

大己貴命はニコッと笑った。

 

 

 

大「笑いにつながるのなら、温かい縁だな。何よりだ」

 

 

image

 

 

大「縁には温度があってね。時に温かく感じる時がある。

 

それは人に対してだけではなく、物や場所との縁でも感じる。

 

体感温度というもので分かるのではないか? と思うが」

 

 

 

菊「体感温度……ですか?」

 

 

 

大「温度と言ったが……もっと様々に感じるものかな。

 

肌触り、香り、空気。

 

五感を使ってその温かみは伝わってくる」

 

 

 

 

……肌触り、香り、空気。

 

 

…………………

 

 

 

 

気のせいかもしれないけど、

 

 

大己貴命が言うと、色っぽく感じるのはなぜだろう……。💧

 

 

 

 

 

菊「きっと私がアウトなんですね」

 

 

大「? 何がアウトなんだ?」

 

 

 

菊「いえ! 気になさらないでください!!(照)

 

それにしても、ここは小鳥の声がすごく聞こえますね……」

 

 

 

 

大己貴命は、森の木々を見上げた。

 

 

 

 

大「これは私は好きだが、これに落ち着かない者もいるだろう。

 

 

どんな環境が自分にとって心地よいのか……

 

それを知っておくことは大切だな。

 

 

自分の心身全てが安らげる "場所” を探してみることは大切だ」

 

 

 

 

安らげる場を探す。

 

 

 

菊「探すこと……はい。安らげる場所って、ありますね」

 

 

 

大己貴命は頷いた。

 

 

 

大「探していると、逆に違和感を感じる者、場所、空気……

 

そういうものに出会う場合もあるだろう」

 

 

 

菊「……はい。残念ながらあります……どうにも残念なんですけど」

 

 

 

大「そんな超えられないほどの違和感には、

 

その分かりやすさに感謝をして、そっと縁を緩めて離せばいい。

 

縁を離すことも必要だ。そんなに多くのものは持ちきれない」

 

 

 

菊「違和感って無視しちゃだめなんですね」

 

 

 

大「そう。その時の自分の体感に従う。

 

自分の心の声を無視するのは、一番してはいけないことだ」

 

 

 

 

えびすの森にひときわ大きな鳥の声が響いた。

 

 

大己貴命と私は、その森を静かに揺らす風の音の中にいた。

 

 

とてもとても心地いい、ざわめきの中だった。

 

 

 

 

大「何度も何度も思い出すものは何か。

 

 

それは自分に刻まれているということ。

 

 

それほどまでに嬉しいということ」

 

 

 

 

心に刻まれていることには、いろいろなことがある。

 

 

辛いことや悲しいことも刻まれて、何度も思い出したりするけれど……

 

 

 

 

菊「 ”嬉しい” という気持ちで上書き上書きできる毎日だと

 

すごくいいですね」

 

 

 

大「そう。すごくいい。

 

だからそういう温かな縁を探すんだ。

 

喜びで上書きしてくれる。

 

それこそが他者が与えてくれる温かな縁の力だな」

 

 

 

 

木洩れ陽の中はもう秋の肌寒さだけど

 

 

でも見える青空は、私の心に温かな青として広がっていた。

 

 

 

 

《続く》
 
 
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