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昨日・一昨日と「界面活性剤不使用」を謳う特殊な日焼け止めを続けて解析しました。
それがこちらですね。
実はこれらのアイテム、ちょっと内容が気になったのでどちらとも手元に用意しています!
どちらも敏感肌には負担になる『紫外線吸収剤』を不使用で、
にも関わらず紫外線防御指数が最高基準並という点で気になりました。
しかも「界面活性剤不使用」というのも非常に興味ありまして…(^o^;)
◎使ってみた感想!
まずこっちが江原道のウォータリーUVジェルです。
購入してみて思いましたがレッドが映える結構カッコいいデザインです。
そんでこちらがヘヴンヴェール。
女性向きの可愛らしいデザインですね!
ヘヴンヴェールさんはちなみに配送が↓のような豪勢なお箱に入って届きます。
ヘヴンヴェールさんの方がお値段も若干お高いんですが、
こういう所はかなり気合が入っているな~!と感動しました(笑)
使用感は訳あって結構似ているのですが
パウダーオンリーのノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)日焼け止めとしては両者とも非常に良く出来ていると感じました。
パウダー系にありがちなパサパサギシギシ感はできるだけ抑えられていて、
白浮き加減もかなり抑えられている印象です。
ただ2つを比較してみると、
↑こんな感じでヘブンヴェールさんの方が肌色の顔料が入っているため
白浮きはしにくいように出来ていますね。
ただしその分江原道はSPFが50と最も高い数値になっているので、
パウダーの配合が多いのかもしれません。
ただどちらもしっかり伸ばせば白浮きはさほど気になりません。
テクスチャー的にはヘブンヴェールの方が瑞々しく、江原道は若干固めです。
これはメインの油分を油脂とかの柔らかめのオイルを使っている分ヘブンヴェールの方が伸びが良いということになるでしょう。
よりパワフルなのは江原道で、使用感面ではキャメロンさんが良いかなと僕は感じました。
ただヘヴンヴェールは結構しっかりした柑橘系の香りがするので、
ここで利用者の好き嫌いがかなり別れてしまうなぁという印象です(^_^;)
ちなみにどちらも単純な刺激などは感じませんが、
酸化亜鉛ベースなので亜鉛が苦手な方はやっぱりオススメしにくいですね!;
あとパウダーベースですから塗膜感(肌の上に乗ってるよ!言う感じ)は結構あります。
パウダーのみでSPF45オーバーを達成しようとすれば仕方のないところですが…(^o^;)
(酸化チタンは白すぎてこれオンリーで作ると白浮きが大変なことになります。。)
以上、なんだかんだ言いつつもどちらも吸収剤フリーで高い日焼け止め効果を持っているアイテムとしては非常によく出来た意欲作です。
僕の好評価アイテムまとめページにも加えておいたので、
もしご興味あればお試しください。
◎「界面活性剤不使用の日焼け止め」は凄いのか?
さて今日の本題はこっちです。
度々化粧品の悪役として仕立てあげられる『界面活性剤』という化学物質ですが、
以前よりかずのすけはこの成分について時には批判し、時には擁護し、中立の立場を守ってきました。
というのも「界面活性剤」とひとことで言っても、
千差万別様々な種類があるためこれを一括りに悪いものと決めつけることは出来ません。
ある界面活性剤を間違った用途で使用している商品にとっては批判の対象になりますし、
逆に正しく利用されている界面活性剤はなんら害のあるものではありません。
そこをしっかり見極めなければ、
消費者としては避ける必要の無いものを避けて逆に良くないものを買ってしまうことになったり、
販売者の立場としてもこれをただ避けるためにコストが上がって商品の質が落ちてしまうということもありえます。
『界面活性剤不使用』はホントにメリットなのか?
ということをしっかり考える必要があるでしょう。
さてこれはあくまで僕の個人的見解でしかありませんが、
実際のところ日焼け止めを作るにあたり「界面活性剤を使わない」というのはさしたるメリットとは言えないと思います。
単純にイメージ上では消費者へのイメージは良くなるかもしれませんけどね。
そもそも界面活性剤を使わずに日焼け止めを作るというのはとてもむずかしいことです。
パウダー系のクリームなどは特にです。
ほとんどの日焼け止めは水と油を混ぜあわせているので、
界面活性剤を入れなければその成分を混ぜあわせることができません。
これは「乳化作用」という界面活性剤のとてもポピュラーな性質です。
→http://www.nicca.co.jp/05recruit/iaa.html
ただ、たとえば紫外線吸収剤オンリーの日焼け止めであれば、
究極的には水と油しか入っていませんから
振り混ぜ式にして使うたびに自分で混ぜあわせればまぁその時だけ混ぜることは可能です。
なので水と油(吸収剤)のみなら、理論上界面活性剤を入れなくても一応商品にはなるでしょう。
(ちなみにこういう風にして皮膚の上で水と油をわざと分離させるように作っている日焼け止めを「ウォータープルーフ」といいます。ウォータープルーフは界面活性剤で常に乳化状態にせずにわざと分離させたという発想の転換から生まれた商品なんですね。)
しかしパウダー系の日焼け止めの場合はそうとは言えず、
「水」と「油」と「粉体」が一緒の液体の中に存在しなければなりません。
粉をただ水に入れても比重が軽ければ浮いてしまいますし、重ければ沈んで下に沈殿してしまいます。
こういった粉成分を液中に安定に均一に存在させるには、
ほぼ必ず『界面活性剤』を入れる必要があります。
これは「分散作用」という界面活性剤の重要な性質です。
→http://www.nicca.co.jp/05recruit/iaa.html
界面活性剤を入れれば、本来上手く混ざらないパウダーと液体を綺麗に均一に混ぜあわせて安定化することができます。
なので、パウダーを入れたからには界面活性剤を入れないと上手にパウダーが均一化しません。
均一化しないということはダマになったり沈殿してしまうということです。
パウダーの分散が下手くそだと、日焼け止めは塗りムラが発生しやすく、
粉がダマになって塗り心地がザラザラになってしまったりします。
これを防ぐために、
パウダー系の日焼け止めにはほぼ必ず何らかの種類の界面活性剤が配合されています。
あえてここで界面活性剤を使わないという選択をしたとすれば、
単純な使用感や商品の品質を著しく落としてしまうことに繋がりかねません。
ちなみに日焼け止めに配合されている界面活性剤は「非イオン系界面活性剤」が一般的で、
これは乳化や分散が専門の肌には無刺激の成分です。
(皮膚刺激が強い界面活性剤は『洗浄』が専門の「陰イオン界面活性剤」です。)
なのでこれについては別にわざわざ避けて通る必要はありません。
そういう意味で、「日焼け止めを界面活性剤不使用にする」ということそのものには
僕はあまりメリットを感じないわけです。
全然皮膚刺激とかが無いのにわざわざそれを避けて、
使用感がギシギシでパッサパサのムラムラの商品になっちゃうとしたら
そんなの良いことないですよね(´・_・`;)
しかし逆に言えば、
「界面活性剤不使用」を謳っているのに
パウダーがちゃんと均一分散されていて、さらにクリーム(乳化状態)になっている…
というそんな商品があったとしたら、
それはとてもとても不思議なことです。
そして今回紹介した二商品は実はそういうアイテムなんです。
「界面活性剤不使用」なのに「クリーム」で「パウダー」で、
使用感もかなりまともなちゃんとした商品になっているぞ。
こりゃ変だ(笑)。
と思ってしまうところが化学畑の性なんでしょうね(^_^;)
「これは凄い!画期的な技術だ!!」
ってべた褒めしておけば誰にも嫌われないのになぁ~。。
と思いつつ、この商品のある特別な乳化法についてちょっと調べてしまいました。
すると分かってしまったんですね。
「界面活性剤不使用」のからくり。
正直こんな話誰も興味無いかもしれませんが
この話題はもう少し続けたいと思います。
どうでもよい方はこの記事は上半分まで読んでから、そっ閉じしてください(^o^)笑
というわけで次回に続きます!
→最先端乳化技術【三相乳化】は本当に「界面活性剤不使用」なのか
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