読むと胸糞悪くなるのについつい読んじゃう作家、平山夢明。
彼の作品の中では爽やか(?)な方。
比較的グロテスクな描写は抑えられているし、戦闘シーンはスカッとしてる。
ハリウッドのアクション映画のようなドンパチは楽しい。
なにより、タイトルにもあるダイナー。
ダイナーってアメリカの庶民的なレストランって意味なんだよね。
わたしはこの小説のおかげでダイナーに憧れるようになった。
とにかくハンバーガーが美味しそう!
アメリカンレストランの雰囲気がたまらない。
読むとスパイシーでジューシーなハンバーガーが食べたくなる。
ふわっふわのスフレや岩石のようなスイーツも、他の様々な料理も、読んでいるだけで口中に唾が溜まる文章の飯テロ。
店長ボンベロが渋くて素敵。
平山夢明も素敵な登場人物が描けるんだ、と思った。
だって他の作品に登場する奴らときたら、共感も好感も持てない不快感たっぷりの怪物ばっかりだもん。
まあ、この物語の登場人物もロクでもない人殺しばっかりなんだけどね。
なにしろこのダイナー、殺し屋専門の定食屋だから。
主人公のオオバカナコはなんの因果かそこでウェイトレスをやることになって、数々の美食とトンデモない殺し屋たちを目撃することになる。



