本屋さんにも古本屋にも大量に花井愛子作品が溢れかえっておりました。
似てる作風の人が多いなーと思っていたら花井愛子の違うペンネームだったりして。
(神戸あやか、浦根絵夢も花井愛子。両方とも読んだ)
本人が別名義で書いたものがソックリなのは中のひとが同じだから当然だけど、まったくの別人が描いた作品も花井愛子っぽいものが多かった。そのくらい影響を受けたひとが多かった。
多くのひとが少女小説に抱くイメージは花井愛子によるものが大きいはず。
あたし、ーーー(名前
名門女子高の、オンナのこ。
恋、しましたーーー
改行が多く、文庫の下半分が真っ白。その白いスペースはお絵描きに最適。可愛くて頭の中身もお尻も軽い女の子が主人公。少し影のあるかっこいい男の子と恋をする。
どストレートな恋愛小説。まさに少女漫画のジュニア小説版。
何作も読んだけど、見事に覚えていない。
小説のファストフードと呼ばれるのもむべなるかな。
唯一花井愛子作品で内容を覚えているのがこの「山田ババアに花束を」
いわゆる入れ替わりモノ。
堅物の中年女性教師(処女)と遊び人の女子高生(非処女)が入れ替わるドタバタコメディ。
これは、軽い楽しい筆致で描かれているけれど、妙に心に残った。
深刻に描こうとすればかなり重い話にもなり得たのではなかろうか。
真面目にお堅く生きてきて40うん年。
恋も知らず、笑顔も忘れ気味…
勤務する場所には笑いさざめく少女たちが青春を謳歌している。
享楽的で無知で無防備な、あやうくも美しい少女たち。
憧憬、心配、嫉妬、渦巻く感情。
山田ババアの心情を想像すると胸が痛む。

内容(「BOOK」データベースより)
あたくし、山田正子と申します。昭和19年12月28日生まれ。ただいま、満で42歳でございますが、どうやら、年齢よりは五つ、六つ、老けて見られるようでございます。あたし、神崎瑠奈。清花女学院高等学部1年C組。校内一のプレイガール。もちろん、非処女よ。担任は、恐怖の山田ババアなの。二人の体が入れかわって、さあ、大変!?
映画化もされました。
なんと!
山田ババアが山田邦子!!山田つながり!
瑠奈は西田ひかるです。バリバリのアイドルです。
高嶋政伸や今は亡き古尾谷雅人も出演。
主題歌はドリカム。うれしい!たのしい!大好き!悲しいKiss
時代を感じますね。
同時上映の映画「スキ!」の主演女優が島崎和歌子。
この頃はアイドルだったんですねえ…
![【映画チラシ】山田ババアに花束を/スキ! 山田那子 島崎和歌子 [映画チラシ]](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51PD1fB85oL._SL160_.jpg)
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