
- 著者: 高瀬 美恵
- タイトル: スウィート・ブラッド
吸血鬼小説に新たな地平を拓く、愛と恐怖の物語!
高瀬美恵、もとは少女小説の出身です。
少女小説って、わたしが少女(そんな時代もあった)の頃、すっごく流行したジャンルです。
コバルトとか講談社X文庫とかね。キャンパス文庫なんかもあったなあ。
ちなみに一番ブイブイいわせていたのは花井愛子。
高瀬美恵はホワイトハートというとこで書いていました。
いまはほとんどBL(ボーイずラブ)ばかり出している文庫ですが。
今はホラー作家になっているみたいです。
みたい、というのは他のジャンル(ゲームのノベライズ・ジャンル不明の小説)も書いているからですけれども。
わたしは高瀬さんの作風が好きですが、残念ながらゲームマニアには不評らしくノベライズではいつもさんざんな言われようをされています。オリジナリティがありすぎるのかも。高瀬さん自身はゲームが大好きみたいなんですけどね。
とてもわかりやすくて緻密な文章を書く人です。発想というか、びっくりするような設定でお話をつくります。登場人物は個性的で魅力的です。
そんなスバラシイ作家さんなのに、なぜイマイチぱっとしないか。
それは・・・
残念なことに、ラストが・・・ラストがぐなぐななんです。(悲哀)
あ、でも、たまにラストもちゃんとしてる作品もあります。
(たまに、ってとこが悲しい。)
このスウィート・ブラッドはその珍しいスタートからラストまで面白い作品のひとつ。
この本はオススメです。