【練馬区・令和8年度 教育予算】
教育福祉課新設やメタバース登校など
親世代が知っておきたい「学校の変化」
「もし子どもが学校に行けなくなったらどうしよう」「物価高の中で教育費がさらに増えるのは不安」
子育て世帯からこうした声を多く聞きます。
令和8年度の練馬区予算特別委員会では、教育分野でも多くの議論がされました。
今回は、保護者の方はもちろん、人づくりこそ、国づくり。
全世代の方にもぜひ知っておいてほしい「学校の変化」を紹介します。
教育と福祉をつなぐ新部署
「教育福祉課(仮称)」を新設
練馬区は教育委員会に教育福祉課(仮称)を新設する方針を示しました。
背景にあるのは発達障害と診断される子どもの増加です。
この10年で約2倍に増えています。
これまで
- 学校(教育)
- 療育(福祉)
が分断されていました。
新部署では、5歳児健診 → 入学後支援までの情報を一元化します。
保護者から多かった「どこに相談したらいいか分からない」という悩みの解消を目指します。
メタバース教室が本格スタート
不登校対策も大きく変わります。
練馬区では、仮想空間を活用した
「メタバース教室(トライフリーマインド)」が本格的に始まります。
特徴はアバターで参加することです。
これにより
・顔出し不要
・人目が気にならない
・心理的ハードルが低い
といったメリットがあります。
チャットを通じた交流から、実際の登校につながった事例も報告されています。
また
- 軽い運動プログラム
- アバターを使ったコミュニケーション
など、心身の健康維持も意識した内容が検討されています。
子どもの体力低下
50m走が30m走に?
審議の中で、気になる報告もありました。
練馬区の体力テストは、都平均を下回る傾向があります。
「50m走が難しく30m走で実施した学校がある」という現場の声も紹介されました。
背景として指摘されているのがスクリーンタイムの増加です。
スマホやタブレットの普及により
- 外遊びが減少
- 運動時間の減少
が起きています。
対策として区ではコーディネーショントレーニング(体を思い通りに動かす能力を高める運動)
の導入を検討しています。
保護者の負担を減らす「代理受領方式」
幼稚園費用の支払い方法について、これまで多くの家庭は
一度自分で支払い → 後から区が還付という「立替払い」でした。
これが区が直接園に支払う「代理受領方式」に変わります。
スケジュールは
令和8年度
- 副食費
- 預かり保育料
令和9年度
- 保育料
へ移行予定です。
これにより
- 家計の一時負担
- 請求手続き
が大きく減ることになります。
学校は「地域の拠点」へ
施設面でも変化が進んでいます。
- 体育館空調 → 全校整備完了
- 武道場空調 → 3カ年で整備
学校は
災害時の避難所
としても重要な施設です。
安全で快適な地域拠点としての整備が進められています。
私が質疑した内容は下記のリンクから
中学校の標準服と入学準備費について
学校の安全確保について
最後に
今回の予算審議を通じて感じたのは
「どんな状況の子どもも取り残さない」
という方向性です。
メタバース、教育福祉の連携、経済的支援の拡充。
学校の姿は、私たちが子どもの頃とは大きく変わりつつあります。
これからも議会の議論を通じて、
子どもたちが安心して学べる環境づくりを後押ししていきたいと思います。
