著者:スティーヴン・L・トンプスン - 『A‐10奪還チーム 出動せよ』 (新潮文庫)
米軍が極秘に開発した思考誘導兵器を搭載した戦闘機A-10が、テストを西ドイツにて展開中にミグ25の待ち伏せにあい東ドイツ領内に墜落してしまう。
ポツダムにある“奪還チーム”と称されるアメリカ軍事連絡部に赴任したばかりのマックス・モスは、相棒のアイク・ウィルソンと共にA-10の搭乗員と機密機械の奪回に向かう。
マックス達はA-10は見付けるものの、パイロットは重症。ハプニングでアイクも意識を失う。
ソ連・東ドイツ軍の狭まる包囲網の中、頼りになるのは自分の腕と500馬力のフォード・フェアモントだけ。
マックスはひたすら車を走らせる!
序盤、父親との確執もあり、マックスは奪還チームに入る事になるまでを、この物語の背景を描く上でも比較的ゆっくりと描かれます。
しかし、前半部のハイライトであるAー10とミグとの空中戦や、後半のカーチェイス・シーンはスピード感もあり、まさに手に汗握ります!
テンポよく、スリリングに展開する物語。
ひたすら車を走らせ、追っ手をかわす為にマックスが魅せるアイデアやアクション。
「これぞ冒険小説!」と膝を叩きたくなるような痛快作。
カーアクション好きな方には文句無くお勧め!
そして冒険小説初心者にもお勧めな作品です。